「マウントフジフラワーエッセンス基礎講座(旧講座)」体験談


ウイリアムス智衣 様
 

オーストラリアから帰国後、フィンドホーンのフラワーエッセンスを通じて、マウントフジフラワーエッセンスの基礎講座に出席できることになった。おもしろいことに、通常、木曜日の夜は仕事が入っているのだが、不思議と自分から何もすることなく全てキャンセルとなり、全9回欠席することなく、無事終了することが出来た。

今回の講座での私のテーマは、「人との関わり方、人との関係の中での自分の位置付け、そして、そこから自分自身に正直であること、自分自身であることの幸せ、そこから他者への愛情」であったと思う。

夫との間で起こっている問題に対して、自分の内側を、もう少し深く冷静に見つめてみたいと思いながら講座をはじめ、1回目の講座では、オオケタデ、ワレモコウ、マツヤニによって、自分の家族関係を見直すという問題があげられた。はじめの頃は、バスや飛行機の事故で死ぬような怖い夢をみていたが、ある日、自分の母親が、自分を出産するときの夢を見た。父はおらず、母は、私を一人で産んだ。その夢を見た数日後、突然、母から電話があり、私が子供の頃の話をした。私は覚えていなかったし、当時、母がその事を私に話したこともなかったが、子供の頃、布団に入ると、恐れ泣いていたのを思い出した。第1チャクラのために選ばれたエッセンスが、そのような問題を提起してくれた。

第2チャクラのためには、トネアザミが選ばれた。このエッセンスによって、現在の夫との問題と、私の両親の間にあった不安定な関係が、結びついているということに気付かされた。この週は、大変つらい作用があり、毎日怒ったり、泣いたり、悔しかったことなどすぐ思い出したり、精神的に不安定なときがしばらく続いた。
感情の起伏がやや和らいだ頃、ふっと思い立って、ボトルを第2チャクラにあて瞑想してみた。しばらくすると心が落ち着き、突然、オレンジ、又は黄みがかった太陽が昇ってくるヴィジョンを見た。不思議なことに、次の日、海外に住む親しい友人からメールがあり、彼の夢の中で、私の背後からオレンジがかった太陽のようなまぶしい光が昇って来て、「Chieが、これから幸せになってゆくことを確信した。」と、メッセージを送ってくれた。

第3チャクラでは、ヤマブキ、アメリカセンダングサ、ツルマンネングサが選ばれた。ここでの気付は、「自分はどうしたいのか?」という問題の提起と、「全ての問題は乗越えられるようになっており、私の魂が私に必要な経験として、私の両親のもとに生まれてくることを選んだのだということ、今ある問題を受け入れてゆくこと。」だった。ここからは、少しずつ楽になってきた。

第4チャクラのツバキ、タチツボスミレ、ミゾソバ、ダンコウバイで、思いのほかに、楽しいお正月を迎えることが出来た。約半年の間、コミュニケーションのなかった家族と共に過ごすことができ、いままで、実家に帰ると必ず出来ていた口の回りのできものが、今回はできなかった。鼻歌が、自然に出てくることもあった。

第5チャクラでは、ノビル、マルバハギが、第6チャクラでは、フジが選ばれた。この頃、あるきっかけで、部屋を新たに1つ借りることになった。結果として、夫との別居が始まった。自分のスペースができ、この頃から、人のオーラが、練習をしていたら突然少しずつ見え始めた。

第7チャクラでは、ツリガネニンジンとミゾソバが選ばれ、過去へのワークでは、やはり、子供の頃の両親に対する心配が出てきた。その頃から、お寺へのお参り、祈りに、ほぼ毎日出かけるようになった。又、夫との問題も、ズルズルと長引かせないほうがよいと思い始めた。

そして、男性性と女性性、過去世のためには、マツヨイグサ、キリ、そしてフジ、すべて自分の状況にぴったりくると、納得の出来るものばかりが選ばれた。また、男性性と女性性のワーク、過去世のワーク共に、深く入ってゆくことが出来た。そして、自分が自分であることへの満足感が、徐々に出てきたことに気が付いた。フラワーエッセンスによって、問題が消えてなくなることはないが、その問題をどのように受けとめてゆくのか、どのような角度から見てゆくのかということが、ずいぶん変わったと思う。講座をはじめる前に比べて、自分に対する見方が変わり、自分自身であることが楽になったと思う。

また、全9回を通じて、無意識に、何度か同じ花を選んでいるのもおもしろかった。自分を観察する、良い機会になったと思う。


公開日:2019年1月30日 更新日:2021年5月25日