パンフレットや本を読んで、これだと思うフラワーエッセンスを自分や家族に選んで使っていましたが、変化を感じられませんでした。
貴社の「バッチフラワーエッセンス基礎講座」で教わったペンジュラムで選んだら、家族も自分も変化を感じられました。
頭で考えてもピンとこなかったバッチフラワーエッセンスで最も変化があった事には、一番驚きました。
「ペンジュラムで選んだ結果は、信頼出来ない。また、安定しない。話の内容や表面に表れている感情から、これだと思うフラワーエッセンスを、文を読んで選んだ方が確実だ」と聞いた事があったので半信半疑でしたが、ペンジュラム効果に驚きました。
この事について、何かコメントしてもらえますか?
■弊社注:
複数の方の類似のご質問を、ひとつにおまとめしてシンプルにしています。
回答:
ペンジュラムは、その人の潜在意識にあるもの、脳が無意識的に感知した情報、磁場や磁気的変化を、筋肉の反応から見極める技術です。
キネシオロジー、ダウジングロッドも、基本的なメカニズムは同じです。
ペンジュラムは、世界中でフラワーエッセンスの選択に使われています。
ペンジュラムは技術であり、特殊な能力や神がかり的なものではありません。
ペンジュラムを使いこなすにあたっては、技術をきちんと学び、習熟出来ている事が前提です。
弊社の「バッチフラワーエッセンス講座」に来られる方の中にも、今迄ペンジュラムを使用していたけれど、きちんとした技術を学んでいなかったと気づかれる方が、結構おられます。
技術的に習熟するなら、ペンジュラムは有効なツールとなってくれるでしょう。
さて、人の話の内容は、確実なものでしょうか?
表現されている感情は、その人の内面を、正確に反映しているでしょうか?
そんな事は、ありませんよね。
フラワーエッセンスを選ぶ際、「人が話した内容が確実な情報だ」、「出している感情が正しい」というところだけで選ぶと、的確なものが選ばれない事もあります。
人には、言えない事もあるでしょうし、意図的に言わない事もあるでしょうし、大きく言いすぎてしまう事もあります。
また、言葉で言っている事と、内心考えている事が違う事もあります。「困るなあ」と言っていても、実際は「嬉しい」と思っているかもしれません。
ショッキングな事があっても平静さを装ったり、ショックを受けている事自体を自覚していない事もあるかもしれません。
顔で笑っていても、心の中では怒っている事もあります。
これらは、他者と対峙する時だけでなく、内側で自分と対峙する時にも、同じような事が言えます。
言葉や感情という表層に表われているものが、いつもその人の状態を正確に表しているとは、一概に言えないのですね。
時には、その背後に隠れているものもあるわけです。
フラワーエッセンスの個人セッションの現場では、セラピストはカウンセリングでお話をお聴きしますが、それは、情報収集だけが目的ではありませんし、クライエントさんが話された内容が、そのまま“事実”であるとは限りません。
それぞれの方の世界観、立ち位置でお話をされます。
例えば、ご兄弟でセッションに来られているそれぞれの方が話される母親像が、全く違う事は珍しくありません。
言葉だけを受け取っていたら、同じ母親が別人物だと思うくらい、全然違うのですね。
また、感情表現の仕方も、人様々です。
そしてそれは、カウンセリングの最中にも、変化していくかもしれないのです。
また、ペンジュラムと比較して、言葉や感情の方がより安定している、とは言い切れません。
(微細エネルギー解剖学的に言うなら、感情とは、元々、水のように安定しない質を持つものです)
その時の選び手の感情、あるいは価値観や人生観といった考え方の傾向が、相手に選ぶフラワーエッセンスに影響する事もあります。
ですが、要点は、だからそれが良いとか悪いとかいった事ではありません。
物事の在り様の全体を見る事、そのままを許す事、が大切です。
ひとりひとりの人は、生きた存在です。
言葉、思考、感情に機械的にカテゴライズしてあてはめてしまうと、命ある生きたもの、大切なものと出会う事は出来ません。
フラワーエッセンスは、花のエネルギーです。
目に見えないし、耳に聴こえないし、味もないし、形も色もないし、香もありません。
(保存料の色や味はありますが・・・)
フラワーエッセンス自体が、「表層に表れていないもの」、微細な次元なのですね。
そんな「表層に表れていないもの」であるフラワーエッセンスを選ぶ際、自他の表層だけを見て選ぶ事が、常に確実だと言いきれるでしょうか?
少なくとも、フラワーエッセンスが、人の同じ微細な次元を振動させるものだという事を理解しておく事は、大切です。
花のエネルギーは、人のエネルギーにダイレクトに作用します。
それは、表現された言葉や感情といった表層だけでなく、もっと深みにも作用する力を持っています。
フラワーエッセンスの作用を、最大限に、多次元的に受け取っていく上で、私達の「表層に表れていないもの」の次元に目を向ける事は、役立ちます。
花がそうであるように、人は、多次元的であり、デリケートで複雑なものです。
言葉や感情の背後にある、そのデリケートな次元を読み取る技法のひとつが、ペンジュラムだと言えるでしょう。
また、フラワーエッセンス=花のエネルギーという特質から、弊社では、エネルギーワークとしてもフラワーエッセンスを扱っています。
例えば、微細エネルギー解剖学の視点から、エネルギーボディー(サトルボディー)、チャクラをリーディングする事は、様々な層の自他を感じ取る事にもなり、フラワーエッセンスを選び、ヒーリングする上で役立ちます。
また、生きた命を特定の枠に当てはめるのではなく、そのままである事を承認する、エネルギー次元での「場の構築」も大切にしています。
とりわけ、「マウントフジフラワーエッセンス講座」では、こういった事に時間をかけます。
どのような方法であれ、選ぶ方法そのものにこだわりすぎると、大切な事が抜け落ちてしまうかもしれません。
「技法は元々何の為にあるのか?」といった広い視野から、観る事も大切なのではないでしょうか?
技法とは、経験の後に生まれたものなのです。
文:パビットラ(中沢あつ子)
関連情報
- ペンジュラムについては、弊社講師の著書「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界―花の”Being”―」、「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」 に、ペンジュラム用のオリジナルチャートと共に掲載されています。