【質問9】バッチフラワーエッセンスに使われている野生植物ついて

バッチフラワーエッセンスに使われている植物で、今は野生で見つける事が難しい種類があると聞きました。
将来、バッチフラワーエッセンスが製造されなくなるのではないかと、心配しています。

回答:

バッチフラワーエッセンスは、世界中の様々なブランドから発売されています。
現在、フラワーエッセンスを作る際、野生の植物からではなく、ガーデンで栽培したものから作っているブランドも少なくありません。

さて、いくつかのバッチフラワーエッセンスに採用されている野生植物が、消えつつあるという情報は、私どもも以前より聞いております。

以下に、いくつかをお伝え致しますが、ヨーロッパという離れた土地の、一部からの情報である事を前提として、お読み頂けましたら幸いです。

まず、ある特別の病気が多くの植物を殺しており、特にエルム(Ulmus procera)が、危機に面しているのだそうです。
しかし、今のところは、エルムが絶滅するとは言えません。
病気は数年毎にぶり返してきますが、数は減少しても、植物はまた復活するだろうとの見方がされています。

オーク(Quercus robur)も、消滅しつつあると言われていますが、まだはっきりとは分かっておりません。

ゲンチアナ(Gentiana amarella)も、危ういかもしれないとの事。
ゲンチアナは、Gentiana ciliataと呼ばれる、別のゲンチアナ種と自然の雑種を生み出しているそうです。
また、3年ほど前より、ゲンチアナがなくなりつつある事は聞いていますが、ある人がアルプスで見つけたという話も耳にしております。

スクレランサス(Scleranthus annuus)は、小麦と共生しますが、肥料でだめになってしまいます。
ですので、オーガニック栽培が必要になってくるかもしれません。
ある人は、オーガニック栽培により、ゆっくりですが確実な成果を得ており、スクレランサスは生き残る望みがあるとの事です。

元々園芸種であった種類は別として、純粋に野生のものだけからバッチフラワーエッセンスを作るのは、今の地球環境では難しいかもしれません。

そのような環境の中、私どもの友人達の中には、同種の野生仲間で同じような働きかけがあるかどうか10年以上も研究し、成果を上げている人もいます。
また、出来る限り自然に近いガーデンを作り、バッチ博士が採用したのと全く同じ種類から、安定してフラワーエッセンスを生成出来るよう努力している人もいます。

たとえバッチ博士の時代とは環境が変わっても、バッチフラワーエッセンスを愛する人々がいる限り、彼等の手により、何らかの形でフラワーエッセンスが作り続けられ、受け継がれていく事でしょう。

文:パビットラ(中沢あつ子)