【質問16】バッチフラワーエッセンス(ヒーリングハーブ)の選び方について

バッチフラワーエッセンスの個人セッションをしています。

「任されたプロジェクトを、自分の最善の努力と責任感を持って行い、成果も出した。
しかし、成果について周囲から認めてもらえず、落胆と絶望を感じて、混乱している」状態に対応するバッチフラワーエッセンス(ヒーリングハーブ)は、スウィートチェストナットですか?

また、「仕事で成果を出したのに、結果的に、努力してもいなかった他の人間の手柄となってしまい、怒りと失望を感じている」に対応するバッチフラワーエッセンスは、ホリーですか?

回答:

ご質問に出て来たスウィートチェストナットとホリーは、一般的には、それぞれの状態に対応するフラワーエッセンスではあります。
しかし、これは、あくまでも一般的な典型であり、その個人に対応するかどうかは、断定出来ません。

同じ状況と体験をしたとしても、そこで感じる心理状態、結果として引き起こされたエネルギー状態は、個々によってユニークなものです。
1種類だけでなく、複数の種類が必要な事もあるでしょう。
つまり、個々によって、選ばれるバッチフラワーエッセンスは異なる可能性がある、いつも典型的な種類が選ばれるとは限らない、という事です。

カジュアルな場であるなら、これはと思うバッチフラワーエッセンスの種類や組み合わせが、その人に機能するかどうか、ペンジュラムや精密筋反射試験等で、ダブルチェックしてみる方法もあるでしょう。

今回のご質問者に直接は関係ありませんが、参考に、以下についても書き加えておきましょう。

大切な事は、クライエントに起こっている事を、バッチフラワーエッセンスの「一般的な図式」に無理にあてはめようとしない、合わせようとしない事です。
それは、1サイズしかない服に合わせて、クライエントの生身の身体を調整しようと試みるようなものです。

クライエントをバッチフラワーエッセンスにあてはめる事が、自動的な判断の癖になってしまうと、時には、目の前の生きたクライエントをしっかりと見て、共に在る事を、忘れてしまうかもしれません。

セッションでは、いつも、バッチフラワーエッセンスが先にあるのではなく、生きたクライエントが、まず存在しています。
また、選ぶ技法は沢山ありますが、大切なのは、技法そのものではなく、技法の使い手の在り方です。

個々のクライエントと向き合って、その人に必要なバッチフラワーエッセンスを選択する事、もっと言うなら、選択も含めたセッション「全体」が、癒しの場として機能していると言えるでしょう。

文:パビットラ(中沢あつ子)