【質問23】「悪いエネルギー」を受ける事について

他のスクールでレイキのレベル2迄を習得しました。
レイキの施術ではクライエントから悪いエネルギーを受けるので、自分を浄化しながら行うように言われました。
レイキでは、悪いエネルギーの影響を受けるのでしょうか。
また、自分の浄化の仕方について、貴社でお勧めの方法があれば教えて下さい。

弊社注:
レイキについてのご質問ですが、エネルギーワークに共通するテーマですので、ご質問者様の了承のもと、掲載させて頂きました。

回答:

「悪いエネルギーを受ける」といったある種の枠組みは、エネルギーのどの次元にフォーカスするかで、捉え方や対応の仕方が変化します。

エネルギーボディー(サトルボディー)の第1身体~第3身体の次元は、肉体、感情、思考の次元です。
第1身体は、肉体です。
第2身体は、肉体感覚、感情を司り、今世の過去の情報がインプットされています。
第3身体は、思考、自己イメージを司り、過去世の情報がインプットされています。
これらの次元には、生と死、分離と融合、善と悪等の二元性が存在します。
この次元から自他や世界を見るなら、「悪いエネルギー」、「良いエネルギー」という現象は存在すると言えます。
肉体で感じ取る快不快、それとなく感じる直観、観えるオーラの色や形状等を通して、「悪いエネルギー」を感じる事が出来るでしょう。
ですから、
「悪いエネルギー」から自分をどう防衛するか、
受けた「悪いエネルギー」をどう抜くか、
受けた「悪いエネルギー」をどう浄化するか、
といった技法が、古今東西、たくさん存在するわけです。

第4身体の次元では、高次の神聖な領域へと開いていきます。
神秘的な体験は、この次元に属します。
個が体験する様々なものへの同化のない状態を認識し始めるのも、この次元です。
第5身体の次元は、”私”というエゴの枠組みから自由です。
他者との比較や判断のないこの次元では、「悪いエネルギー」、「良いエネルギー」といった捉え方は起こりません。

「悪いエネルギーを受ける」という捉え方や現象は、下位のエネルギーボディー(サトルボディー)の次元での事実です。
しかし、上位のエネルギーボディー(サトルボディー)の次元では、「悪いエネルギー」という幻想への恐れや戦いは起こらないのですね。

レイキの場合、レベル1でヒーリング能力を獲得し、レベル2ではヒーリングのレベルや範囲を格段に広げます。
人を通して天を地で表現する事、天とつながり天命を生きる事という、日本発祥のレイキ本来の目的である「霊性の向上」にフォーカスしていくのは、レベル3です。
レベル3の準備として、レベル1とレベル2という、痛みを繰り返さない調和的な状態をもたらす為の「ヒーリング」の段階が存在します。

レイキと名付けられた光、大宇宙の生命エネルギーは、私達の内側にも外側にも、森羅万象のあらゆるところに遍く存在するものです。
レイキのセッションでは、癒し手は、その光が流れるからっぽのパイプになります。
制限された個人のエネルギーで、何かをしようとするものではありません。
制限のない光のエネルギーは、枯れる事のない、個人に所属しない普遍のものです。
個人によって、良い悪いの色付けが出来ないものです。

もし、レイキによって「悪いエネルギー」を受けるとしたら、それは、レイキのスペースとは違うところ、制限された個の次元にチューニングを合わせる事で起っていると言えるかもしれません。

また、レイキを行う事を通して、相手の方の状態が自然にリーディングされます。
その方の下位のエネルギーボディー(サトルボディー)の痛みや苦しみが感じ取られる時、フォーカスしている次元によって、「悪いエネルギー」と呼ばれたりもするでしょう。

このように、癒し手がどういった次元からワークするかによって、捉え方、体験する現象、扱い方が異なってくるのですね。
これは、レイキに限らず、あらゆるヒーリングに共通する事です。

レイキを行う時、個人を脇に置いて空っぽのパイプになる事で、体験は変化していくでしょう。

また、ご自身の浄化という事に対しても、もっと楽でおおらかなものになっていくでしょう。
浄化の方法としては、レベル2で習得された第1シンボルによる浄化や結界創造、第2シンボルがもたらすハーモニー、第3シンボルが働きかける時空を超えた次元への癒しがサポートとなります。
発霊法や、発霊法内の単体のステージも役立つでしょう。

また、レイキ以外で役立つものとしてお勧め出来るのは、マウントフジフラワーエッセンスの「防御と浄化と刷新」「浄化外用」を活用なさる方法です。
「悪いエネルギー」という世界観そのものの変容、エネルギーとの付き合い方への理解をもたらしてもくれるでしょう。

文:パビットラ(中沢あつ子)

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