リンドウ
日本の秋の山野草といえば、リンドウ。
春に芽生えたリンドウは、夏を経て、秋にツボミをつけます。
秋を迎え、渦巻状に巻かれ、先が少しだけ見え始めたツボミの姿も、風情があります。
膨らみかけたツボミが、これからもっと色づき、開いていく潜在力も感じます。
リンドウのキーワードは、《痛みを取り除く》。
このキーワードには、心惹かれる人もいれば、繊細な抵抗や怖さを感じる人もいるかもしれません。
でも、ポジティブであれネガティブであれ、その両方であれ、もし、ハートの奥に何かを感じるのであれば、自分自身の内側に入る事を、どこかで望んでいるのかもしれません。
リンドウの花言葉は、「悲しんでいるあなたを愛する」、「寂しい愛情」。
群生せずに単独で1本1本咲いている姿と、悲しみをイメージする青紫の色に由来するのだとか。
この花言葉にも、何かしら、切ない感覚があります。
リンドウは、日当たりのよい乾いた土地に生え、秋の淋しげな風景に彩をもたらしてくれます。
それと共に、私達のハートの奥にある、郷愁を浮き立たせてもくれます。
天に向かって咲くリンドウの花は、光のある時に開き、雨や夜の光のない時には閉じられます。
また、リンドウの花には、雄性期と雌性期があり、最初は雄、後に雌へと性転換します。
彩と淋しさ、光と陰、男性と女性・・・。
リンドウの背景には、正反対のものが見え隠れしているのですね。
徐々に光のエネルギーが遠のき、内側に入るのによい秋の時期。
ハートの痛みを取り除き、エネルギーレベルでの静かな解毒を通して、ハートに平安をもたらしてくれるリンドウの出番です。
別れや、傷つけられた体験や・・・過去の様々な悲しい体験は、誰にでもあるもの。
過去の悲しみの体験が、ハートに刺さった小さな棘のように、今も時折チクリと痛む事があるなら、リンドウを使ってみませんか。
また、リンドウは、隠された宝を見つけるための「宝探しのボトル」でもあります。
秋の時期、静かなエネルギー解毒と同時進行して、自分自身の才能、個性、本質が現れる事をサポートしてくれるでしょう。
リンドウは、今迄、自分では否定的に思っていた性質の背後にある、隠された良さや可能性を見つける手助けにもなるフラワーエッセンス。
例えば、暗さは落ち着きに、細かさは正確さに、融通のなさは正直さに・・・。
短所は、長所に転じる潜在性を持っているのです。
また、リンドウは、対人関係において、大人の世界にうまく合わせられない、ピュアな子供のようなこころの持ち主にも役立つフラワーエッセンス。
対人関係での自己表現の仕方に悩む人にいいでしょう。
人間達に、近づきがたい変わり者と思われていると感じていて、それがさらに人と関わる事の抵抗になっている時にも。
リンドウが、傷ついたピュアなハートの痛みを取り除き、緊張を緩め、自己肯定感や素直な自己表現を刺激してくれるでしょう。
パビットラ(中沢あつ子)
関連情報
- リンドウの詳細とご購入は、オンラインショップをご覧下さい。
- リンドウ、微細エネルギー解剖学についての詳細な情報は、書籍「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界―花の”Being”―」をご覧下さい。