フラワーエッセンスによって起こる変化の認識
フラワーエッセンスの作用、花のエネルギーがもたらした変化を、私達がどんな風に認識するか、感じ取るかについて、ご紹介していきます。
その前に、まずは、気づきのツールでもあるフラワーエッセンスによる変化を受け取る上で、どういった在り方が大切かについてお伝えしましょう。
“花の意識の水滴”フラワーエッセンスの働きかけ
フラワーエッセンスは、私達の魂の特質に共鳴を起こしてくれる花の微細なエネルギー。
花の微細なエネルギーは、私達の微細なエネルギーに直接働きかけてくれます。
私達の閉じられた扉をノックし、埋もれた宝を刺激し、元々私達の魂が携えている様々な個性ある光の特性を、広げてくれます。
そしてその広がりを、私達は、内側や外側の変化として、認識するのです。
では、フラワーエッセンスを使用する事によって、現実面で、この三次元世界で、どのような変化が現れ、私達は、それをどのように認識するのでしょうか。
例えば、頭痛がしたので頭痛薬を飲んだら痛みが軽減した、眠れないので睡眠薬を使ったらよく眠れたといったふうに、一般的なお薬は、その症状と作用にある程度直接的な関連性があり、大抵は想定内での変化が起こります。
フラワーエッセンスは、こういったお薬とは全く違った枠組みで働きかけてくれるものです。
フラワーエッセンスによる変化の現れ方は、個々の使用者によって様々です。
例えば、マウントフジフラワーエッセンスの「メイゲツソウ」は女性性や官能性を開く、「キブシ」は血縁や家族の構造を癒すといったふうに、フラワーエッセンスのそれぞれの種類にも、対応する特質があります。
でも、同じテーマを設定したAさんとBさんが、テーマの為にいくつかのフラワーエッセンスを選んだとしたら、選択されるフラワーエッセンスの種類が全く違う可能性があります。
例えば、眠れないといったテーマの背後にあるものが、Aさんの場合は多忙な仕事からくる緊張やストレスであったり、Bさんの場合はペットとの死別による悲嘆や自責であったりするかもしれません。
フラワーエッセンスは、不眠という症状よりは、こういった心理面や環境面をはじめとした個々の人の背後にある状態を見ていく事が大切なのです。
病ではなく、その人個人そのものを癒す触媒として。
そして、仮に全く同じテーマに対して全く同じ種類を選び、同じミックスボトルを使用したとしても、その変化のスピード、たどるプロセス、起こる変化は千差万別、それぞれがとてもユニークなものとなるでしょう。
時には、想定外の変化が訪れる事も……。
だからこそ、比較しない事が大切です。
よくある事ですが、フラワーエッセンスを使用して大きな変化が起こった人、スムーズに変化していく人を見るにつけ、自分自身のプロセスがはかばかしくなければ、どうしても焦ってしまうもの。
でも、自分にとって必要な変化を受け取る事を、「まずは信頼してみる」事が大切です。
焦ったり、他人と比較すると、自分に起こっている事からエネルギーがそれてしまうかもしれません。
自分自身に主軸を持ち、使用過程での変化や気づきに、意識を向けてあげましょう。
あなただけのオリジナルな体験を、それがどのようなものであれ、やってくるものを受け取る事にYESを言ってあげる事。
それは、疑う事、焦る事、過剰な期待を持つ事、限られた変化を想定する事、妄信する事とは違います。
フラワーエッセンスを使用し、何が起こるかわからないけれど、起こる事にただ開き、くつろいでいるという在り方です。
だからなのでしょうか、コントロールや疑いといったマインドにいない子供や動物達には、比較的早く反応が起こる事が少なくありません。
(だからといって、「自分は子供のように無邪気になれないから、やっぱり無理」と、比較モードに入らないで下さいね。)
瞑想やセラピー等で自己観察の習慣のある人は、フラワーエッセンスの作用についても、様々な領域や広い層に渡って、意識を向けるコツを既に体得しているかもしれません。
また、エネルギーに敏感な人、受容的な人、新しい体験にオープンな人、柔軟性のある人も、感じ取りやすい下地を持っているかもしれません。
そして、強いストレス下にあったり、バランスを崩している時もまた、フラワーエッセンスのエネルギー調整による変化を、強く感じる場合があるでしょう。
これは、瞑想を始めた頃、久しぶりに瞑想をした時等に、エネルギーの調整を強く体感するのと似ているとも言えるでしょう。
徐々にフラワーエッセンスのエネルギーとなじんでいくにつれて、あるいは、エネルギー調整が進むにつれて、体感は穏やで、自然なものとなっていくでしょう。
また、自分自身では分からなくても、その変化について他者に指摘されて気づかされる事も、フラワーエッセンスの使用プロセスではよく起こります。
エネルギー調整を強烈に体感する事なく、まるで穏やかな波のようにあまりにも自然に変化が起こり、自分自身では気づかない事も。
フラワーエッセンスは、時には激しい変化を起こしますが、基本的には、花のように穏やかに優しく作用します。
「具体的にはうまく言えないけれど、何かが変わったという実感がある」、「フラワーエッセンスと関係あるかどうかわからないけれど、こういう事があった」、「何となく、以前の自分と違うような気がする」といった、曖昧で、でもどこかそのまま素通り出来ない、今迄とは少し違うひっかかりとして、変化を認識する事も多いものです。
フラワーエッセンスの変化を、あえていくつかの領域に振り分けると、例えば、
- 感情や気分
- 物事の捉え方や思考
- 行動
- 五感を通したエネルギーレベルの感受性
- アイデアや直感
- 夢
- 気づき
- 出来事
- 周囲の変化
等が、例として挙げられるでしょう。
フラワーエッセンスによって起こる変化の例
フラワーエッセンスの作用、花のエネルギーがもたらした変化を、私達がどんな風に認識するか、感じ取るかについて、いくつかの領域に分けて、具体例をご紹介していきたいと思います。
フラワーエッセンスは、個々の状態に応じて、様々な領域において変化をもたらしてくれます。
また、フラワーエッセンスによってエネルギーが調整され、変化を受け取って行く過程において、一時的に、多くの場合は使用の初期に、一見、否定的な反応が出る場合があります。
初期反応、浄化反応、あるいは好転反応といった呼び方がされています。
それらについては、各領域内に、〔 初期反応(浄化反応 )〕の項目で記しています。
感情や気分
- うつな気分、落ち込みがなくなった。
- やる気が出てきた。
- 気持ちよく、朝起きられるようになった。
- 素のままの自分を認められるようになった。
〔 初期反応(浄化反応)〕
- 感情のアップダウンが激しくなった。
- 忘れていた過去の嫌な出来事が、次々と思い出された。
物事の捉え方や思考
- すぐに悲観的になっていたが、「ま、いいか」と楽観的に捉えられるようになった。
- 「~~しなければ」と自分を追い立てていたが、広い視野で全体を見通せるようになった。
〔 初期反応(浄化反応)〕
- 自分の嫌な部分に目が行く事が、多くなった。
行動
- 怒りが出ると、モノを壊していた癖がなくなった。
- 長時間電車に乗れなかったのが、平気になった。
- 緊張せずに、人と話せるようになった。
〔 初期反応(浄化反応)〕
- 人と関わるのが好きだったのに、独りになりたくなり、行動的でなくなった。
五感を通したエネルギーレベルの感受性
- 飲んだ時、ふわっとした広がりと包まれる感覚がある。
- 視界が明るくなり、世界に光を感じる。
- ヒーリングや治療に使う事で、邪気をかぶる事が少なくなった。
〔 初期反応(浄化反応)〕
- チャクラのあたりに、押さえられるような圧迫感があった。
- クラクラする感覚があった。
アイデアや直感
- 手がけている企画で、よいアイデアがふと思い浮かんだ。
- 迷っていた選択に対して、内側から今迄とは違う答がやってきた。
〔 初期反応(浄化反応)〕
- 未来に対して、暗い考えが生じた。
夢
- 今の自分を象徴する夢を見た事で、前向きな気持になった。
- 夢に出てきた人物を通して、大切なメッセージを受け取った。
〔 初期反応(浄化反応)〕
- 虫がいっぱい部屋にいる、気持悪い夢を見た。
気づき
長くフラワーエッセンスを使用していると、瞑想や気づきが深まってきます。
- 出来事に巻き込まれず、起こっている事を観照出来るようになった。
- 否定的な感情が出た時、ひきずらないようになった。
- 内側を見つめるようになった。
出来事
- 欲しかった情報が、偶然見た書物や友人からもたらされた。
- 競争率の高い抽選に当たった。
- よい出会いがあり、希望する職種に就けた。
〔 初期反応(浄化反応)〕
- 許せなかった人と同じ名前を、テレビ、新聞等で頻繁に見聞きした。
周囲の変化
- がんこな夫が優しくなった。
- 職場で、変わった、表情がすっきりしてきたと言われた。
〔 初期反応(浄化反応)〕
- 母親のいつになく否定的な態度にひっかかり、大喧嘩した。
その他
フラワーエッセンスは肉体には直接作用しませんが、フラワーエッセンスによってエネルギーが整えられた事で、間接的に変化が起こる事があります。
- 山歩きの時、足の裏にフラワーエッセンスのクリームを塗布していたら、自分だけ豆が出来なかった。
- 慢性的な胃痛がなくなり、軽くなった。
〔 初期反応(浄化反応)〕
- 眠くてだるい状態が3日間続いた。
- 片鼻から鼻水が水のように流れた。
- 滞っていると感じていた部分に、痛みが出た。
フラワーエッセンスの使用プロセスで役立つ事
花のエネルギーが私達にもたらす変化は、その内容も領域も多彩。
優しく繊細に、時にはダイナミックにも作用するフラワーエッセンス。
その働きかけを感じ取り、認識していく上で大切な姿勢、また、役立つ事柄についてご紹介しましょう。
フラワーエッセンスの変化を感じ取る為には、使用中に、自分自身の内側と外側で起こる事を意識している事が、とても大切です。
微細なエネルギーが起こしてくれたちょっとした変化に気づける観察眼が養われていくと、様々な領域での大小様々な変化が、自然と眼に留まるようになっていきます。
変化に意識的であるコツとしては、変化について、頭でこんなものだとあらかじめ決めつけてしまったり、魔法の薬でもあるかのように過剰に期待したり、反対に疑いを持ったりしない事。
つまり、固まった狭い視野で観ない、という事です。
予期していた事とは全く違った変化が起こる事も、フラワーエッセンスには少なくありません。
予測も、期待も、疑いも持たないような、世界を初めて体験する子供のような眼差しで、それと同時に、起こる事をただ信頼して、あらゆる領域に対して開いていましょう。
そういった在り方が、変化を意識しやすくしてくれるでしょう。
せっかくの変化なのですから、使用者自身で発見出来ると嬉しいですよね。
また、受け取った変化について、その直後にあれこれと考えすぎて迷ってしまう時には、マインドの領域で見てしまっているのかもしれません。
マインドから、ハートへ。
とりあえずは、「変化」と思われるものに対して、ただそのままを素直に受け取ってみようという在り方を、あえてしてみるのもいいかもしれません。
変化の気づきの為に、一般的にお勧めしているのが、使用中に日記や観察ノートをつける事です。
詳細なものでなくても、ちょっとした殴り書き程度のものでも、サポートになります。
読み返す事で、小さな変化の推移から大きな変化の流れが読み取れたり、今迄気づいていなかった発見をする事もあるでしょう。
こういった日常的な自己観察のワークを日々続けていく事で、自分自身を多角的に観ていく眼、気づきの質が養われていきます。
この気づきの質は、フラワーエッセンスに限らず、あらゆるセラピーで、また、日常生活や人生全般において、役立つものともなるでしょう。
そして、フラワーエッセンス自体にも、気づきの質を刺激するという特質があるのです。
こういった特質から、瞑想や自己成長のサポートとして、フラワーエッセンスを日常的に使用している方も少なくありません。
また、気づきという部分から、今まで感じられなかった微妙なエネルギーに対して、感受性が養われてもいくでしょう。
エネルギーワークをしている人々にとっても、フラワーエッセンスはとても興味深い素材だと言えるでしょう。
フラワーエッセンスの変化は、使用者とフラワーエッセンスとの間で起こってくる、とてもパーソナルなものです。
パンフレットや書籍に書かれている事にとらわれすぎてしまうと、パーソナルな変化を見逃してしまう事もあるかもしれません。
個々の人に、ふさわしい領域で、ふさわしいタイミングで、ふさわしい部分から、 変化は起ってきます。
どうぞ花のエネルギーとの出会いを、楽しんで下さいね。
また、使用していて変化が意識出来ない場合でも、微細な領域において、調整が起こっているプロセスにいる場合があります。
焦らずに、引き続き基本的な使用法を守り、様子を見てみて下さい。
変化を焦るあまり、作用しないからといって頻繁に種類を変えても、結果的に変化を受け取れなかったり、初期反応(浄化反応)ばかり感じる事もあるものです。
あるいは、変化が見られない場合は、適切な種類を選んでいないかもしれません。
何の為に、自分のどのような状態の為に選ぶのか等、見直してみるのもいいでしょう。
また、今はそれを扱うのにタイミングではない、といった事もあるかもしれません。
変化が起こらない事も作用としてあえてみていく事で、自己観察のコツが深まっていく事もあるでしょう。
こころの体力?がなくなっているような時にはそれもありなのですが、常に、魔法の薬のような、極端に依存的な使用法は、気づきを損ねると共に、適切に選ぶという事から遠のいてしまうかもしれません。
使用する意図について、クリアにしておく事は、とても大切です。
また、強い鬱状態等、精神的なバランスを崩している時には、過去を掘り下げる等、自己を深く観ていく事は、避けた方がよいケースもあります
そんな場合は、優しく作用してくれる種類を、プロのフラワーエッセンスセラピスト™︎に選んでもらうのもいいかもしれません。
焦らずに、日々の生活の中で使用していくといいでしょう。
いずれにせよ、今ここの等身大の自分を見て、ふさわしい種類を選んでいく事が大切だと言えるでしょう。
パビットラ(中沢あつ子)