変わる事なく巡ってくる、まっさらな初めての年。
寒さのピークを通り越していく時、
冬のエンジェルと春のエンジェルは、
もうバトンタッチの準備をしています。
天からの光の花は、新たな年の花の命を、
地上へと運んできます。
巡りゆく自然界の流れが、
あたかも、ひとつひとつのステップであるかのように。
様々な地上の時や儀式という形に託されながら、
私達は、年の巡りを感じます。
地上で何が起こっていてもいなくても、
誰がいてもいなくても、
変わる事なく、必ず巡ってくる新しい年。
自然界と歩調を合わせ、呼吸を合わせ、
また、地上の時の環の中の、新たな始まりが巡ります。
パビットラ(中沢あつ子)