フラワーエッセンスの作用、花のエネルギーがもたらした変化を、私達がどんな風に認識するか、感じ取るかについて、ご紹介していきます。
その前に、まずは、気づきのツールでもあるフラワーエッセンスによる変化を受け取る上で、どういった在り方が大切かについてお伝えしましょう。
〔“花の意識の水滴”フラワーエッセンスの働きかけ〕
フラワーエッセンスは、私達の魂の特質に共鳴を起こしてくれる花の微細なエネルギー。
花の微細なエネルギーは、私達の微細なエネルギーに直接働きかけてくれます。
私達の閉じられた扉をノックし、埋もれた宝を刺激し、元々私達の魂が携えている様々な個性ある光の特性を、広げてくれます。
そしてその広がりを、私達は、内側や外側の変化として、認識するのです。
では、フラワーエッセンスを使用する事によって、現実面で、この三次元世界で、どのような変化が現れ、私達は、それをどのように認識するのでしょうか。
例えば、頭痛がしたので頭痛薬を飲んだら痛みが軽減した、眠れないので睡眠薬を使ったらよく眠れたといったふうに、一般的なお薬は、その症状と作用にある程度直接的な関連性があり、大抵は想定内での変化が起こります。
フラワーエッセンスは、こういったお薬とは全く違った枠組みで働きかけてくれるものです。
●フラワーエッセンスによる変化の現れ方は、個々の使用者によって様々です。
例えば、マウントフジフラワーエッセンスの「メイゲツソウ」は女性性や官能性を開く、「キブシ」は血縁や家族の構造を癒すといったふうに、フラワーエッセンスのそれぞれの種類にも、対応する特質があります。
でも、同じテーマを設定したAさんとBさんが、テーマの為にいくつかのフラワーエッセンスを選んだとしたら、選択されるフラワーエッセンスの種類が全く違う可能性があります。
例えば、眠れないといったテーマの背後にあるものが、Aさんの場合は多忙な仕事からくる緊張やストレスであったり、Bさんの場合はペットとの死別による悲嘆や自責であったりするかもしれません。
フラワーエッセンスは、不眠という症状よりは、こういった心理面や環境面をはじめとした個々の人の背後にある状態を見ていく事が大切なのです。
病ではなく、その人個人そのものを癒す触媒として。
そして、仮に全く同じテーマに対して全く同じ種類を選び、同じミックスボトルを使用したとしても、その変化のスピード、たどるプロセス、起こる変化は千差万別、それぞれがとてもユニークなものとなるでしょう。
時には、想定外の変化が訪れる事も……。
●だからこそ、比較しない事が大切です。
よくある事ですが、フラワーエッセンスを使用して大きな変化が起こった人、スムーズに変化していく人を見るにつけ、自分自身のプロセスがはかばかしくなければ、どうしても焦ってしまうもの。
でも、自分にとって必要な変化を受け取る事を、「まずは信頼してみる」事が大切です。
焦ったり、他人と比較すると、自分に起こっている事からエネルギーがそれてしまうかもしれません。
自分自身に主軸を持ち、使用過程での変化や気づきに、意識を向けてあげましょう。
あなただけのオリジナルな体験を、それがどのようなものであれ、やってくるものを受け取る事にYESを言ってあげる事。
それは、疑う事、焦る事、過剰な期待を持つ事、限られた変化を想定する事、妄信する事とは違います。
フラワーエッセンスを使用し、何が起こるかわからないけれど、起こる事にただ開き、くつろいでいるという在り方です。
だからなのでしょうか、コントロールや疑いといったマインドにいない子供や動物達には、比較的早く反応が起こる事が少なくありません。
(だからといって、「自分は子供のように無邪気になれないから、やっぱり無理」と、比較モードに入らないで下さいね。)
瞑想やセラピー等で自己観察の習慣のある人は、フラワーエッセンスの作用についても、様々な領域や広い層に渡って、意識を向けるコツを既に体得しているかもしれません。
また、エネルギーに敏感な人、受容的な人、新しい体験にオープンな人、柔軟性のある人も、感じ取りやすい下地を持っているかもしれません。
そして、強いストレス下にあったり、バランスを崩している時もまた、フラワーエッセンスのエネルギー調整による変化を、強く感じる場合があるでしょう。
これは、瞑想を始めた頃、久しぶりに瞑想をした時等に、エネルギーの調整を強く体感するのと似ているとも言えるでしょう。
徐々にフラワーエッセンスのエネルギーとなじんでいくにつれて、あるいは、エネルギー調整が進むにつれて、体感は穏やで、自然なものとなっていくでしょう。
また、自分自身では分からなくても、その変化について他者に指摘されて気づかされる事も、フラワーエッセンスの使用プロセスではよく起こります。
エネルギー調整を強烈に体感する事なく、まるで穏やかな波のようにあまりにも自然に変化が起こり、自分自身では気づかない事も。
フラワーエッセンスは、時には激しい変化を起こしますが、基本的には、花のように穏やかに優しく作用します。
「具体的にはうまく言えないけれど、何かが変わったという実感がある」、「フラワーエッセンスと関係あるかどうかわからないけれど、こういう事があった」、「何となく、以前の自分と違うような気がする」といった、曖昧で、でもどこかそのまま素通り出来ない、今迄とは少し違うひっかかりとして、変化を認識する事も多いものです。
フラワーエッセンスの変化を、あえていくつかの領域に振り分けると、例えば、
① 感情や気分
② 物事の捉え方や思考
③ 行動
④ 五感を通したエネルギーレベルの感受性
⑤ アイデアや直感
⑥ 夢
⑦ 気づき
⑧ 出来事
⑨ 周囲の変化
等が、例として挙げられるでしょう。