2021年6月~8月 他者と協力し合い、自他の個性を認め、自分自身を表現する ジシバリ

ジシバリ

日当たりのよい場所に花開くジシバリは、高さ5~10センチ程の、背の低い植物。
僅かな土であっても、地面に張り付くように、四方に広がっていきます。

そのパワフルな姿は、まさに、地縛り(ジシバリ)!
直径1~2センチの小ぶりな花を咲かせるジシバリには、地面を縛る底力があるのですね。


地面に広がった株の中で、イエローに輝くひとつひとつの花は、皆で遊ぶ子供達のそれぞれが、集団の中で、言葉や行動を通して、自己表現しているかのようです。

そういえば、ジシバリからエネルギーを頂いた際、ツバメの雛達が大きく口を開けて鳴くように、ひとつひとつの花達がおしゃべりであった事、思い出しました。

ジシバリのキーワードは、《個である事》。

子供や雛のような新鮮なエネルギーを持つジシバリは、皆と関わり合いながら、自分の個性を磨き、自然に自己表現していくためのフラワーエッセンスです。

今もまだ、新型コロナ禍にいる、私達。

新型コロナの事を、地の時代からの古い価値観を手放し、新たな風の時代へとシフトしていく象徴だと捉えている人達も、少なくないようです。

風の時代は、他者との比較や競争、パワーゲームを超えたところで、ひとりひとりの個性を開花させていく時代。
他者との分かち合いや繋がりが大切になると共に、互いの違いを承認し、個々の個性が尊重される時代でもあるのですね。

木のひとつひとつの枝が、姿や方向は違っていても、根っこはひとつである事。
これは、風の元素と関係する、ハートチャクラのワンネスの質でもあります。

また、風の時代でなくとも、新型コロナもそうですが、何らかの困難、不測の事態に直面した時、その人の内に元々ある隠された質が、浮き上がってくる事があります。

例えば、一匹狼的な人が、集団をまとめるリーダーシップを発揮したり。
日頃は目立たない人が、色んなやり方で他者を攻撃したり。

通常と異なる環境の時には、その人の隠された才能や、隠していた未熟な部分が出やすいのですね。

それは、あらゆる領域で自分自身の成熟度が試され、自身の目の前に示される時だとも言えるかもしれません。
そんな時には、尊敬出来たり、引き上げてくれる、様々な次元で成熟した賢者のような、「大人」の存在も大切でしょうか。

でも、もし、そういう人が周囲にいなければ、素直な「子供」のジシバリに頼ってみて下さい。

ジシバリは、個としての個性や意思を、健康的に発達させてくれるフラワーエッセンス。
自分の居場所、与えられた環境の中で、自分らしさが開花するようサポートしてくれます。

他者と協力し合い、自他の個性を認め、自分自身を表現する・・・風の時代にフィットしてもいる個を確立するプロセスは、子供から大人への成長の段階に含まれています。

そこには、大きなチャレンジや失敗や軋轢もあるかもしれませんが、その機会を持てないまま年齢を重ねてしまうと、大人になってからが大変になります。

健全な対人関係を結ぶ事が困難になったり、極端な場合は、世界や他者へのダークな思考や行動の結果、自身の尊厳を貶める人生を生き続ける事にもなりかねません。

ですが、完璧に健全な人というものも、なかなかいないものです。
他者の不健全さもさらりと流せるような余裕もまた、風の時代を、自由に軽やかに飛翔する人の特徴かもしれません。

輝く光が、いつも内側にある事を想起させてくれるジシバリ。
自らが輝く事、光を分かち合う事をうながし、自身に科した縛りの悪循環を、光と共に解いてくれます。

こういった働きから、ジシバリは、子供の自立やチャレンジの時期、インナーチャイルドの癒しにも役立ちます。

他者と関わりながら個性を伸ばす事が環境的に難しい、このコロナ禍の中、対人関係や自己表現の力を成長させたい子供達にも、お勧めしたいボトルです。

パビットラ(中沢あつ子)

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