2025年12月~2026年2月 与え受け取れる、大きくかつ成長する器になる ウワミズザクラ

ウワミズザクラ

サクラの仲間のウワミズザクラは、いわゆるサクラのイメージとは全く違った姿をしています。

枝先に、小さな五弁の白い花を、ブラシのように房状に付けるウワミズザクラ。
風で軽やかに揺れる様は、ネコの尻尾のようであり、どこかユーモラスでもあります。

花は、とても甘い香を放ちます。


ウワミズザクラのキーワードは、《軽さと広がり》。

ふわふわと手招きするかのように揺れる姿と甘い香に惹かれ、そのオーラフィールドの中に入ると、私達にも自然と軽さと広がりがもたらされます。

私達と同じく、ピークの時期には、たくさんの虫達もこの花に惹かれるように集まってきます。


また、和名のウワミズザクラ(上溝桜)は、古代の神事で、木に溝を彫り、あるいは裏に溝を掘った牡鹿の肩甲骨を樹皮で焼き、吉兆を占った事から。
この裏溝が転じてウワミゾザクラとなり、さらにウワミズザクラと呼ばれるようになったのだとか。
(細かい部分は様々な説があるようです。)

古名は、語源ははっきりしないようですが、古事記の「天の岩戸」に出てくる波波迦(ハハカ)だそう。
イザナギとイザナミがこの国を創る際、どのようにすれば良き子を授かれるか聞いたところ、アマツカミが占ってくれたのだそうです。

また、奈良時代には、国事の占いに用いる神聖な木という事で、献上を定められたいくつかの神社があったとも言われています。

今の時代も、大嘗祭に関連した儀式のために、ウワミズザクラが献上されていると聞きます。
神様の意向を伺い、大嘗祭でお供えする新穀を育てる神聖な田、斎田を決めるのですね。


古の時代から、そして今の時代も、神聖さと神秘性のエネルギーも纏っているウワミズザクラ。

ふわふわと揺れながらよい香を放つこの花には、高い次元、特別な領域への働きかけも内在しているのです。


そんな側面とは対極的に、枝を折ると悪臭を放つ事から、クソザクラ、ヨグソザクラといった別名が付けられてもいるウワミズザクラ。


聖と俗の両方が内在する事を受け入れ、区別なく歓迎するウワミズザクラは、そのフレンドリーさと気前のよさで、私達も虫達も、大きなオーラフィールドで包み込んでくれるのです。


また、ウワミズザクラの強い樹皮は、器の継ぎ目をふさぐために利用されてきました。
隙間を埋め、つなげてくれるその役割からも、ウワミズザクラの特質がイメージされます。


ウワミズザクラの軽さを英語で表現するなら、light(ライト)でしょうか。

light(ライト)には、軽い、軽やか、ふわふわといった、まさにウワミズザクラにぴったりの意味が。
光、灯、火、明かりといった意味も。

境界なく照らす光のような軽やかな明るさは、気前のよいウワミズザクラのエネルギーに通じると感じます。


ちなみに、同じく2025年12月~2026年2月の世界のフラワーエッセンス季節のお勧めにチョイスした大天使ウリエルも、光、火と深く関係する存在です。


2025年最後の月から2026年2月にかけて、これ迄設けていた限界を外し、自分自身のスペースを広げていくサポートとして、ウワミズザクラを使ってみませんか。

年の敷居を超える前後には、集合的にもエネルギーが動きやすくなります。
エネルギーが動く隙間が生じるこの時期のサポートも頂きながら、自身のスペース、エネルギーフィールドを広げていきましょう。


スペースの広さは、その中に入れられる許容量と比例します。
スペースが広がると、招き入れる可能性が拡大するのですね。

これはあたり前の事なのですが、自身と繋げて意識する事はあまりないかもしれません。
この事を意識化し、現実へと落とし込んでくれるのは、ウワミズザクラの働きかけのひとつ。


ウワミズザクラの招き入れるスペースは、与える事、受け取る事の両方と関わっています。
広いスペースがあれば分かち与えられるし、入ってくるものを受け取れるのです。


より大きな器になり、人、出来事、モノを招き入れたいと感じるなら、ウワミズザクラの出番です。
人としてひとまわりもふたまわりも成長したい、と思う時にもいいでしょう。


スペースがない時、私達は、余裕がない、充分持っていないと感じます。


怖れ、怯え、気後れ、過度な防衛、遠慮、疑い・・・。
こういった傾向が、人生の可能性やチャンスを狭めている、本来の自分の能力が表現出来ていない、と感じるなら、ウワミズザクラが役立ちます。


また、このような事が、肉体に近い次元で起こっている時にもいいでしょう。

例えば、身体の緊張、硬さ、委縮。
ボディワークの領域には、身体的な状態が内側の状態を反映している、という考え方があります。

オーラ全体や気になる部位にスプレーボトルで噴霧したり、手が届く部位ならボトルをコロコロと動かしてほぐすのもお勧めの方法です。
(マウントフジフラワーエッセンスの場合、ボトルを身体に当てても花のエネルギーは損なわれませんので、ご安心下さい。)

微細エネルギー解剖学的には、肉体に近い次元のエネルギーボディー(サトルボディー)を入口として縮こまりや偏りをほぐし、それによって内的なスペースも広がっていきます。

更にそれは、行動、出来事へと反映されていくかもしれません。


ウワミズザクラには、たくさんの裏技的な使い方があります。


例えば、嫉妬、敗北感、劣等感に。
エネルギー的に見るなら、これもまた、自分には充分なスペースがない、持っていない、という事と関わっています。

たとえ自分に直接関係のない他者であっても気持ちが収まらず、狭い正義感から、事実ではない噂を広めたり操作したり、といった具合です。


スペースは、時間とも関係しています。
時間がなく焦っている時は勿論、いつも時間に追われている感覚がある、生き急いでいる、イライラしやすい、といった傾向にもいいでしょう。

上に書いた、身体の緊張、硬さ、委縮も、時間経過と共に生じた過去の結果、身体の歴史だと言えるでしょうか。


更に今回は、ここでご紹介した内容だけでなく、スペースという事をキーワードに、ご自身でもウワミズザクラの作用を広げていって頂ければと思います。
きっと気前よく、作用を拡大してくれるでしょう。

実は、これもまた、ウワミズザクラの作用そのもの!
スペースを拡張し、新たな作用すら招き入れてくれる・・・ウワミズザクラはそんなボトルなのです。

そぐわない例かもしれませんが、色々と学習して範囲を拡大していくAIのようでもあるでしょうか。

いずれにせよ、ウワミズザクラは、自身で可能性を拡大し、成長していく特質を持った、非常に面白いボトルです。


ウワミズザクラは、援助や接客をはじめ、人と関わる仕事をしている人にもお勧めしたいボトルです。
お仕事時の友として、飲んだりスプレーしたりする他、ポケットにボトルを忍ばせる等、幅広く使って頂ければと思います。

パビットラ(中沢あつ子)

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2014年5月~8月にかけてのお勧め 可能性のピークを望む時に ウワミズザクラ

ウワミズザクラ

撮影:大橋真紀様

夏へと向かおうとしている時から夏真っ盛りの時、木々の緑は濃さをまし、光の強さは拡大し、地上のあらゆるエネルギーは、そのピークへと伸び上がっていきます。

この時期のエネルギーが、私達の可能性をより広げていく後押しをしてくれる事、ご存知ですか?
内側で芽生えた願い、あるいは、外側で既に動き出した計画があるなら、この時期のエンジェルのサポートを頂かない手はありません!

この、最も力みなぎる時期、私達のエネルギーの拡張を助け、可能性のスペースを広げてくれるフラワーエッセンスとして、ウワミズザクラがお勧めです。
このフラワーエッセンスは、私達が可能性のドアを全開して、そこにやって来てくれたものが最大限に循環するよう助けてくれるのです。

より受け取るには、より開く必要があります。
そして、豊かに与える事は、豊かな循環をもたらしてもくれます。

ウワミズザクラは、向こうからやって来てくれたギフトに対してさえ、ドアを開く事を躊躇してしまうような、いわゆる受け取り下手なパターンに有効なフラワーエッセンスです。

また、物質的な事であれ内的な事であれ、「充分持っていない」という方向に意識が向きがちな傾向にも役立ちます。
もしかしたら、その背後には、いわゆる与え下手なパターンが、隠されている事もあるかもしれません。

受け取る事、与える事のダイナミックな循環を刺激してくれるウワミズザクラは、可能性を拡張し、更に開いていく為のサポーターなのです。

今、何かの実現を望み、その為に動き出しているなら、この時期のエンジェルと共に、可能性のピークへと向かえるよう、ウワミズザクラが応援してくれるでしょう。

パビットラ(中沢あつ子)

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