2020年7月~10月 戦いから赦しへと転換する トネアザミ

トネアザミ

世界的な、新型コロナウイルスの流行。

様々な対応によって、経済的に大きなダメージを受けたり、働き方をはじめ、生活のパターンが一変した方は、少なくありません。


そして、今も、私達の生活は、その方向性を模索しながら、変化し続けています。

日々、感染者数を気にかけたり、第2波、第3波を懸念したりと、まだまだ、新型コロナウイルス対応は続きそうです。
その環境の中、天災が気にかかる事もあるかもしれません。

コロナの前には戻れない、と言われている、アフターコロナの世界。

私達には、アフターコロナの世界を生きる決断をするしかないのですが、それは、現時点において、具体的でしっかりとした予測が出来ない、未知の世界でもあります。

そんな、先が見えない、不安定な環境に寄り添って生きるサポーターとして、今回は、トネアザミをお勧めしたいと思います。

前回の「マウントフジフラワーエッセンス 季節のお勧め」は、フジアザミ。
今回は、同じアザミの仲間から、トネアザミです。

多くの種類があるアザミの中でも、トネアザミはポピュラーな存在です。
鋭い刺を持つこの花の別名であるタイアザミは、「痛いアザミ」からきているのだとか。

《不屈》というキーワードを持つトネアザミ。

職場、学校、家庭、地域をはじめ、辛く苦しい環境の中にいて、そこから逃げる事が出来ない時、留まり続けるしかない時に、まさに不屈の魂を呼び起こしてくれるフラワーエッセンスです。

私達が、新型コロナウイルスがもたらす状況に寄り添って進んでいく道のりにおいて、ハートの意志に気づきながら、その時々の環境の中で生き抜いていく強さを与えてくれます。

無症状のケースもある事から、より感染にデリケートになる新型コロナウイルスだからこそ、時には、被害者、加害者、犯人捜しといった目線が、戦いや争いの種にもなる事もあるかもしれません。

そんな戦いや争いの奥底には、自分自身や大切な人が、安全に安定して生きてほしい、という願いがあります。

トネアザミは、外側に向かう戦いや争いのエネルギーを、内側の自己愛や自己尊厳、自分自身への赦しへと転換してくれます。
まず、自分自身を承認する事から、他者を承認する事へと、ハートのパワーを広げてくれます。

現実に起こっていなくても、想像の世界で戦ってしまうパターンにも有効なトネアザミは、アフターコロナを生きていく中で、深いところにある私達の願いを、個からより大きなフィールドへと花開いてくれるのです。

鋭いトゲを持つアザミは、ちょっと近寄りがたい、特別な印象の花。

「一番好きな花は?」と聞かれて、アザミと答える人は、印象的な思い出でもない限り、そんなに多くはいないのではないか、という気がします。

アザミの花言葉には、報復、復讐、防御、勝利、独立といった、戦う事と関係するものがいくつかあります。

同時に、聖母マリアや天使にまつわる言い伝えもあるアザミには、恩恵、善行、治癒 安心、高貴といった花言葉も。

私達は、そんなアザミの両方の質のエネルギーを受け取って、近寄りがたいと感じるのかもしれません。

アザミという花の奥深いエネルギーには、幾重もの可能性があるように感じています。

・・・

このフラワーエッセンスは、自分自身を大切にする事を伴った社会性を発達させてくれます。
そして、否定的環境の体験を通して、生の背後にある深い宗教性に触れ、高い霊性を携えて力強く人生と関わっていく事を助けてくれるでしょう。
自分自身に誇りをもって、今いる場所で花咲けるように。

~書籍「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界―花の”Being”―」より~

・・・

パビットラ(中沢あつ子)

関連情報