2024年9月~11月 普遍的な母のエネルギーで、憑き物を落とし愛情を育む ハハコグサ

ハハコグサ

今回の「マウントフジフラワーエッセンス季節のお勧め」は、ハハコグサ。


ハハコグサは、昔から大変人気のあるストックボトル。
インナーチャイルドや家族が癒された等、たくさんのフィードバックを頂いてきました。

感情や情感の次元に響くボトルなので、涙と共に浄化や解放が起こる方も少なくありません。

また、悲しみ、感謝・・・どのような感情であれ泣く事自体に浄化と解放の作用がありますが、泣く事への抵抗がある場合、涙を誘発してくれます。


また、特に原家族(生まれ育った家族)で愛情や安心を得られなかった子供時代がある場合、ハハコグサを通して、無条件の愛や保護の感覚を受け取る方も多くおられます。

自分ではどうしようも出来ない事実が存在する中、より大きなものに護られている感覚や、個を超えた次元に触れる方も。


そんなハハコグサなのですが、何と、これまで、季節のお勧めに一度も登場した事がないのです。
それに気づいた開発者は、「意外・・・だけど、さもありなん」と感じました。


ハハコグサのキーワードは、《母の愛》。

ハハコグサのエネルギーには、「あたりまえ」らしさがあるのですね。
家族の背後で優しく見守っている、日本のお母さんのようなエネルギーです。

毎日の風景の中にあたりまえに溶け込んでいるので、家族の面々は、普段はとりたてて意識していないかもしれません。
でも、それが日常でなくなった時には、大切さに気づくかもしれません。
平凡な日々の中では意識されない、あってあたりまえの空気や水のように。


貴重さや特別さを感じない、でも、育み、護るようにいつも包み込んでくれているエネルギー、それがハハコグサの性質です。

時代は移り変わり、親子関係の様相も変化していますが、私達のこころの奥に変わらずある、日本のお母さんのイメージ。
懐かしさを伴うこの感じは、昔話のお母さんのイメージにも通じるかもしれません。


余談ですが、同じく母親的なエネルギーとリンクしているムシトリナデシコは、他者への過度な包み込み、つまりは束縛や支配のエネルギーを無条件の愛へと変容してくれるボトル。


対して、ハハコグサは、無条件の受け入れの、無理強いや押し付けのない、どこまでも肯定的で全面的で、特別感のないエネルギー。

正誤で裁かず、余計な介入はせず、何があっても見捨てない、裏切らない、変わる事なくただただ包み込む慈愛。
それは、私達の誰もが焦がれる、普遍的な母のイメージに繋がる質でもあるのです。


白い綿毛で覆われたハハコグサの黄色の花からは、我の主張がないぼんやりとした優しさを感じます。
自己主張と関わる色なのに、何と柔らかな黄色なのでしょう。

また、開花時期は3月~6月頃と言われていますが、秋や冬にも花を咲かせるハハコグサもいて、たくましさを感じます。


優しさとたくましさが同居する、お母さんのようなハハコグサ。
ハートサポートシステムの庭にも、毎年、ハハコグサがやって来てくれます。


今、新しい時代へと動いている時期だからこそ、昔ながらのお母さん像のようなハハコグサに甘え、安心してみませんか。
若い人から年齢を経た人まで、いつの時代でも誰もが思いを寄せる、普遍的なエネルギーの癒しを受け取って頂ければと思います。


母の愛と関係するハハコグサ。

毒親、親ガチャ・・・機能不全家族に関連したトラウマやダメージに働きかけたい場合、人によっては、「個人や集団の過去を癒す」のフォーミュラーやオーラスプレーよりも、まずはハハコグサの単品使いがフィットするケースがあります。


ハハコグサは、いわゆる霊障に作用するボトルではないですが、ある意味、エネルギー的な「憑き物落とし」をしてくれるボトル。

最初に自分のためにハハコグサを使い、更に家族や家系の集合的な事柄に働きかけたい場合は、「個人や集団の過去を癒す」のフォーミュラーやオーラスプレーに切り替えていくといいでしょう。


また、自身や人生に対する不満を外の対象に発散する傾向にも、ハハコグサの「憑き物落とし」の作用が役立ちます。

めまぐるしく情報が飛び交う今の時代は、SNSをはじめ、憑き物が育ちやすい(!)環境でもあります。
特定の対象への八つ当たりや嫉妬から、皆滅びてしまえといった曖昧な対象への感情まで、ハハコグサは広く働きかけてくれます。

自身の言動に微かな違和感がある時には、本当は愛情や癒しを求めているかもしれない内なる子供と共に、ハハコグサを試してみて下さい。


大いなる母のようなハハコグサは、憑き物ではなく、愛情を育ててくれます。
それは、日々の食べ物のように、地上を生きる私達に欠かせないもの。
とりわけ、内なる小さな子供にとっては。

微細エネルギー解剖学的には、愛情は、肉体に近い次元のエネルギーボディー(サトルボディー)の食べ物だとも言えるでしょうか。


子供時代の癒しの候補に、どうぞハハコグサを加えてみて下さいね。

辛かった幼少期を癒すべくありとあらゆる事をやってきた人には、いつも想う、無償の愛、無言の愛、忘れないといった花言葉を持つハハコグサに、ただ甘えるだけの時間を持ってみるのもいいでしょう。


光が徐々に天に戻る秋の時期。

澄み渡った高い空の透明さに彼方の光を感じながらも、地上にいる自分はひとりぼっちで切り離され、何の支えもなく、誰も護ってくれないと感じる時にも。
よろしかったら、9月から11月にかけてハハコグサと繋がってみて下さい。

季節に関係なく、こういった感覚がよくやって来たり慢性的になっている人にも、柔らかな綿毛で包み込んでくれるハハコグサが役立ってくれるでしょう。

パビットラ(中沢あつ子)

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2023年9月~11月 思いや活動の背後にある、この世界に存在する事への相反する感情を、母のように包み込む キリ

キリ

キリというと、お花よりは、皇室の紋章や武家の家紋、あるいは高級家具をイメージする方が多いでしょうか。
紋章や家紋、家具は知っているけれど実際の花は知らない、という人もおられるかもしれませんね。


そんなキリのお花は、一度出会ったら忘れる事はあまりなさそうな、目立つ姿と香の持ち主です。

唇形に裂けた大きな紫色の花が、枝先にゴージャスに咲いている姿。
そして、濃厚で強い香。


夏に柔らかな毛に包まれた褐色のツボミをつけ、冬を越し、翌年の春に長さ5~6センチの花を咲かせるキリ。
開花の10カ月前くらいにツボミをつける事は、フラワーエッセンスを生成させて頂いてからかなり後に知ったのですが、十月十日(トツキトオカ)の妊娠期間がイメージされ、この花のエネルギーに通じるようにも感じました。

ちなみに、同じく春に開花するサクラ類も、前の年から花芽をつけます。


キリという名前は、切ってもすぐに新芽を出して生長することから。
きる(切る、伐る)が、その名前の由来なのだとか。


丈夫で、防湿効果があり、虫がつきにくく、何と着火温度は400度以上、火事になっても中の着物が焼けないと言われる桐箪笥。
成長が早いキリは、かつては女の子が生まれたら苗木を庭に植え、箪笥を作って嫁ぎ先に持たせる風習があったそうです。

今の時代、桐箪笥はあまり見かけなくなってしまいましたが、高価なものは、桐箱に入れて売られていたりします。


これらの事は、大切なものを護り育むというキリのエネルギーが、様々に表現されているように感じます。

長さ3センチ程の尖った卵形の実の中に宿る、翼をつけた数千もの小さな種からも、それを感じます。


キリの花言葉は、高尚。
神聖な木としても知られていて、中国では、霊鳥の鳳凰はキリの木にだけに止まる、と伝えられているのだそうです。


通常、キリの花は、その高貴なイメージ通り、簡単には人の手が届かない高い枝先に咲くのですが、フラワーエッセンスを頂いたキリは斜面に根付いており、香と共にゴージャスな姿を目の前に現して、その存在をアピールしてくれました。
あたかも、人の目線に合わせてくれたかのように。


キリのキーワードは、《絆》。
家族という濃密な関係の中でも、とりわけ母と子の絆に関わるボトルでもあります。


この地上に生きる全ての人は、お母さんの子宮の中で育まれた命です。
母と子の繋がりは、父親のそれとは異なる、独特な質があるように思います。

愛情や温かさと共に、肉体に近い次元の、濃密に絡まる粘着性のエネルギーを感じる人もいるかもしれません。
その感覚は、微細エネルギー解剖学の視点から見るなら、エーテル体とリンクしているでしょうか。


エーテル体は、言わば肉体に命を吹き込む、肉体に最も近い次元のエネルギーボディー(サトルボディー)。

今世での愛情のやりとり、感情、感受性、共感性、肉体感覚を司ります。
この次元を好む人もいれば苦手な人もいるのは、世界共通でしょうか。
年齢によっても、変化するかもしれませんね。

思考活動のない深い安らぎや静けさも、エーテル体の質。
母と子の一体感、触れ合いくつろぐ恋人達には、そういった質が関連していると言えるでしょう。


キリは、親子や母子関係だけでなく、濃密な愛情関係、肉体的接触を伴った親密さに作用してくれるフラワーエッセンス。

相手との距離や境界線の取り方、保護と自立のバランス、過去の体験からの手放せない感情に働きかけたい時にいいでしょう。
親密さを利用したり、親密さを求めるがゆえに転々と恋愛相手を変えていく傾向にも。


そんなキリの作用を受け取りながらも、世界が大きく変動している今の時代だからこそ、自分自身との愛情関係も意識しつつ使ってみませんか。


それは、産道を通ってこの世界に誕生した分身としての自分を、聖なる母としての自分が、慈しみ、護り、大切に育て、世界へと分かち合っていく感じでしょうか。

聖なる母と子の、内側での和解。
命や肉体を持ってここにいる聖なる子、つまりは、自分自身のトータルな受け入れ。


そのままをまるごと包み込む母のようなエネルギーのキリは、思いや活動の背後にある、この世界に存在する事への相反する感情がある時にいいでしょう。

それは、護り育ててほしいといった赤子のような原初的な感情、そして、個という現象が生じた母なる源に溶け去りたいといった感情です。

愛情を通しての100%安全で安心な生き延びと、それを手放して源に還る事で得られる永遠性。

一見、相反するこれらの感情ですが、その根っこには、意外と同じものがあるかもしれません。


存在する事としない事のこの対極を深く観察するなら、次元が異なってはいても、どちらにも、ある種、全面的に可能性を生きたい事や、真に存在したい事への渇求があるでしょうか。


源から切り離された感覚とも関連するこの根源的な燻りは、私達が、この地上で、より微細な次元へと上昇していくための種火ともなるものです。

キリは、この種火を燃え上がらせ、対立や距離のない、源の大きさで個を生きる次元へと誘ってくれます。
言葉では表現しにくいこの領域について、何となくでも引っかかりを感じるなら、キリと共に、このテーマを扱うタイミングなのかもしれません。


また、キリは、否定的な言動、嫉妬をはじめ、感情を基盤とする人間関係を終わらせて、理想とする世界へと自分自身を拡大したい、といった強い思いのある人にも役立ちます。

現実的な領域において、ビジネスや豊かさのステージを上げたいと願う人にも有効です。

次元上昇をはじめ、いわゆるスピリチュアルな世界への構えや欲求ゆえに、力が入りすぎたり、時には悪徳商法的なものに引っ張られてしまう傾向にもいいでしょう。


キリのサポートで自身との絆を深めていった時、理想や願いや上昇は、どんな風景を現し出してくれるでしょうか。

キリは、飲むと同時に、オーラフィールド、お部屋等の属する空間に噴霧するのもお勧めです。
30mLのスプレーボトルに対してなら2滴以上、通常より濃い目にすると、エーテル体に働きかけやすくなります。

噴霧した後は、オーラフィールドや周囲の空間を感じながら、少しの間、穏やかな深い呼吸を続けてみましょう。

パビットラ(中沢あつ子)

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2022年9月~11月 始まりと終わりの中間の、対立のない静けさを味わう ツリガネニンジン

ツリガネニンジン

ツリガネニンジンの和名は、下向きに咲かせる釣鐘のような形の花と、朝鮮人参に似た根を持つ事から。

すうっと長く伸びた茎の先に沢山付いた花は、野に響くベル群のよう。
妖精達が鳴らして、秋の訪れを知らせてくれそうな姿です。

優しい愛情、詩的な愛、大切な思い出、感謝、誠実といった花言葉も、そんなイメージにぴったりです。

今回の季節のお勧めの9月~11月は、丁度、この花が咲いている時期。

釣鐘形の花は、紫やブルーや白、丸みを帯びていたり細長かったりと、色や形に変異が多いです。
葉っぱも同じく、1本のツリガネニンジンに様々な葉をつけたり、違う植物に見えるものもあります。

根は成長と共に地中深くにもぐり、茎は折ると白い乳液が出ます。

ツリガネニンジンは、両性花。
自家受粉を避け、他家受粉をするために、雄性先熟で表現を変えていきます。

開花時のめしべはこん棒状で(雄花期)、おしべが花粉を出し終えると先端が分かれ、めしべが花粉を受け取れるように(雌花期)なるのですね。

かつては秋の野によく見られたツリガネニンジンも、今は珍しくなってしまいました。

富士山麓でこの花と出会い、フラワーエッセンスを生成し始めた途端、遠くでお寺の鐘がゴォォ~ン!と大きく鳴り響いた印象深いシンクロは、今でもはっきりと覚えています。

そういえば、各種「フラワーエッセンス講座」やレイキでのエネルギーワークの際、特別なスペースへの敷居をまたぐ前後に、チベタンベル(ティンシャ)等の鳴り物を活用する事があります。

お寺の鐘、神社の鈴、教会のベル、学校のチャイム・・・。

鐘をはじめとする鳴り物は、様々なシーンにおいて、終わりや始まりといったある種の合図、前と後の区切り、浄化を含めた仕切り直し等に使われる道具でもあります。

祈りによる昇華と純化のように、新たな段階の始まりの招待ともなる終わりの合図の鐘、それが、このフラワーエッセンスのエネルギーです。

かなり後で知った、雄花期から雌花期へと変化していく性質も、このフラワーエッセンスのエネルギーを表現しているようにも感じます。

私達は、何かの始まりを経て終わりへと進み、終わりから始まりへと移動していきます。
その大きなものとしては、生と死があるでしょうか。

私達は、始まりと終わりという二極の間を、状態や形態を変えながら、様々な関わりを招待したり手放したりしながら、動き続けます。

普遍的で宗教的なエネルギーを帯びてもいるツリガネニンジンは、終わらせたい、前を向いて進んでいきたいと思った時に使いたくなる、手放しのためのフラワーエッセンス。

例えば、大切な人との別離や死別、忘れたくても忘れられない辛い過去がある時に。
幸せな過去が忘れられず、今を否定してしまう時にも。

ツリガネニンジンのキーワードは、《祈り》。

宇宙、天、光、神・・・何と呼んでもいいのですが、エゴを超えたより大きなスペースへの明け渡しを促してくれるフラワーエッセンスです。

水平にも垂直にも拡大した視野、霊的な次元から、物事を捉えるセンスを育ててくれるでしょう。

ツリガネニンジンは、二極の丁度中間に「在る」事へと、開いてもくれます。
それは、始まりと終わりの間の動き、あるいは、動きの停滞とは異なる次元のもの。

対立のない動かぬ中間には、行為(Doing)ではなく、存在(Being)があります。

鐘の合図のその瞬間には、終わりでも始まりでもない、ある種のスペース、一瞬の静止がやっても来ます。

何かに巻き込まれている時には、可能であれば、すぐにツリガネニンジンを飲み、両手でボトルをハートにあてて、深くゆったりとした呼吸と共に、穏やかな祈りのエネルギーを受け取って下さい。

日々の祈りや瞑想のようなものとして、これを習慣付けるのもいいでしょう。
眠る前に、横になったままで行う事も出来ます。
使用中のミックスボトルがあっても、この時だけは、ツリガネニンジンを使うようにされてもいいでしょう。

飲む以外では、お部屋にスプレーする方法もお勧めです。

新型コロナ、気候の変動、外交の緊張をはじめとする、このところの世界的な動向。

そんな集合的な規模の事柄は勿論、個人的な事柄にも、このフラワーエッセンスは助けになります。

終わりや区切りがやって来ないように思え、心が落ち着かない時、ツリガネニンジンの鐘の合図のエネルギーは、思考であれ感情であれ行動であれ、いったん、全てを脇に置く事をサポートしてくれるのです。

辛くなりそうな予感があるなら、そうなる前に、ツリガネニンジンの使用をスタートしてみて下さいね。

ツリガネニンジンのサポートで、始まりと終わりの中間の、対立のない静けさに留まる少しの時間を持つ事は、日々のリセットとしても役立つでしょう。

パビットラ(中沢あつ子)

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2021年9月~11月 高い次元から現実に落とし込まれたメッセージを受け取る ホトケノザ

ホトケノザ

ホトケノザは、畑、たんぼ、道端でよく見かける植物。

筒状になった赤紫の小さな花は、段になった葉の脇に、四角い茎を囲むように輪になって咲きます。

ホトケノザ(仏の座)という名前は、花が仏様に、葉が仏様の座す蓮華に似ている事から。

花を開かずとも自家受精出来る閉鎖花を多く持つホトケノザは、内なる仏陀の誕生のようでもあります。

台湾の方を対象としたオンラインワークショップについてのブログ記事にも書きましたが、新型コロナのワクチン接種について、迷っている方が少なくないようです。

新型コロナやワクチンについての様々な情報が飛び交う中、何を信頼していいのか迷う事は、自然な反応かと思います。

家族や仕事の環境、健康状態等によっても、迷い具合は違うかもしれません。
今後の行動制限やコロナ差別が気になったり、場合によっては、立場や考え方の違いから、人間関係がギクシャクする事もあるかもしれません。

また、私の周囲を見る限りではありますが、セラピーやヒーリング、また、フラワーエッセンスをはじめとする自然系が好きな方は、ワクチン接種をためらわれる率が高いように感じています。

そんな事もあってでしょうか、ワクチン接種を迷っている方から、受けてもいいものでしょうか? パビットラさんは受けますか?といったご質問を頂いています。

ですが、セラピストとしての倫理上、専門外でもありますし、個人的な枠組みから、選択の否定や肯定をしたり、特定の方向に誘導したりする事は、避けたいと思っています。

その代わりといっては何ですが、個々の方が何かを選択する時に役立つボトルとして、今回のマウントフジフラワーエッセンス季節のお勧めに、ホトケノザをチョイスしました。

ホトケノザのキーワードは、《インスピレーションと解放》。

「その名の通り、ホトケノザは、私達が地上に座しながら、個を超えた領域へと開き、インスピレーションを明晰に受け取る事に立つフラワーエッセンスです。直線的で合理的なマインドの制限が及ばない領域から、インスピレーションを受け取る受容性、感受性を高めてくれるのです。」
~書籍「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界―花の”Being”―」より抜粋

高い次元からの情報を受け取る通路を開通してくれるホトケノザは、単に答を見出すというより、情報が形作られ、発信される前のスペースに繋げてくれるフラワーエッセンスです。

多様に広がる情報に水平方向にというよりも、情報という形がとられる前の次元に、垂直的に繋がる事をサポートしてくれるのですね。

それは、人によっては、高次の意思、聖なる領域、時には、守護してくれる神聖な存在やハイヤーセルフだったりする事もあるかもしれません。

いずれにしても、ホトケノザは、現実世界に落とし込まれた情報の中から、自分に役立つものを選択するセンスを磨いてくれるのです。

また、花のエネルギーであるフラワーエッセンスは、花という形が地上に現れる前の情報でもあります。
そういった特徴からも、フラワーエッセンスは、全般的に、この種の働きかけを得意とするとも言えるでしょうか。

フラワーエッセンスは、私達の形のない領域に作用して、時には、それを、形として現わしてくれるのです。

形になっていない次元から現実に降りてきたものが、この世界の集合意識を動かし、大きな変化を起こす事もあります。
そこには、現実世界の人々の思いだけではなく、それ以前の精妙な領域での意思、働きかけのようなものがあったりする事も。

今の風の時代もそうなのでしょうが、集合的に時代が大きく変化する時には、混乱もあるものです。
逆に言うなら、大きな変化には、その起動エネルギーともなる混乱があったりするのですね。

ホトケノザは、現実世界を俯瞰的に観るセンスを開いてくれます。

クリアで立体的な識別力、直感、観察力を育て、その結果、ハートの愛や思いやりの質を刺激してもくれます。
静かに座する仏のように、様々に溢れる情報に右往左往しない内なる軸を作り、慈愛の質を広げてくれます。

観る事や気づきと関わるこのボトルは、静かに座る瞑想にも有効です。
思考で思考を抑えようとする水平的な反応とは異なる、ニュートラルでくつろいだ在り方に気づかせてくれるでしょう。

それは、起こっている事を受け入れるという、自分自身への愛や思いやりでもあり、大きな慈愛の質にも通じていくものかもしれません。

ホトケノザは、ヒーラーさん、チャネラーさん、占い師さん等にも人気のボトルです。

パビットラ(中沢あつ子)

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2020年11月~2021年1月 信じる事と信頼する事を開く マツヤニ

マツヤニ

冬場に大きな波がやって来るといった説もありと、まだまだ世界的に続きそうな、新型コロナウイルス。

新型コロナウイルスが存在している前提で、コロナと共存する(ウイズコロナ)といった事も、かなり前から言われています。
確かに、私達の日常は、新型コロナありきで、その対応を前提とした日々の生活となっています。


そんな、時間的にも状況的にも先が見えない中、マツヤニはいかがでしょうか。

マツヤニは、過去に何度も、「マウントフジフラワーエッセンス季節のお勧め」に登場しているボトル。

《豊かさ》というキーワードを持つマツヤニなので、過去の記事では、豊かさを受け取るサポートとして、主にお勧めさせて頂いていました。

ですが、実は、マツヤニには、他にも多角的で幅広い作用があり、そういったところからも、何度も登場してもらっている、という事もあるのです。

マツヤニの幅広い作用の中でも、今回は、マツヤニの隠し味的な側面から、お勧めしたいと思います。

それは、書籍「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界―花の”Being”―」にも書かれていない側面です!

深い愛情と信頼関係で結ばれた恋人や夫婦が互いに持っているような、信じるこころや、信頼するこころ。

マツヤニには、そんな信じるこころや信頼するこころを、刺激する作用があるのです。

言葉遊びのようですが、信じる事と信頼する事とは違う、といった事が言われます。

信じるとは、対象に対する妄信であり、信じた事の結果によって、やっぱり信じていてよかったとか、信じていたのに裏切られたとか、起こる気持ちが変化します。

つまり、他人軸というか、外側の結果によって左右されるのですね。

対して、信頼するとは、無条件のもの。
信頼した結果によって、外側への気持ちが変わる・・・というより、信頼という事で完結します。

無条件で信頼し、起こる事や結果がどうであれ、外側を持ち上げたり責めたりする事はありません。

つまり、信頼とは、自分軸、内側の在り方なのですね。

そんな信じる事と信頼する事ですが、マツヤニには、両方の作用があります。

それは、例えて言うなら、個人的な事情を超えたどうしようもない原因(国家、天災、戦争等)で、離れ離れになった夫婦のよう。

どこにいて、いつ帰って来るか分からない夫を、必ず戻って来るその日を信じて、夫のために環境を整え、待っている妻。

そして、遂には戻ってこなかったとしても、その事実を受け入れながらも、信頼が揺らぐ事のない妻。
この信頼は、夫に対してとも言えるのかもしれませんが、むしろ、自分自身が生きてきた事、生き方に対して、と言えるでしょうか。

凛として、潔くもある、外側によって揺るがない自分軸を感じます。

このマツヤニの例えは、教育や政治の活動家からお叱りを受けたり、少し前の時代の西洋的なセラピーなら個人を捨てている、と言われてしまうかもしれませんね。

ですが、知的なところからではなく、私達の内側の深いところで、知性や判断で割り切れない感動や感情が揺さぶられるエピソードでもあるかと思います。

その深いところでの響きと、このマツヤニの作用を、共鳴させて頂ければと思います。

マツヤニは、どのような状況であれ、よくなる事を信じる気持ちを刺激してくれます。

同時に、何が起こっても揺らぐ事のない、自分自身の信頼の気持ちを開いてもくれます。

神仏への祈りが、内なる神仏への祈りとなり、外と内の隔たりを超え、制限のない広大さへと昇華していく・・・。
そんな、とことんな信じる事と信頼を、マツヤニはオープンしてくれます。

まだまだ先が見えない今の時期、何かの支えが欲しいと感じているなら、どうぞマツヤニからの、大きなエネルギーに助けてもらって下さいね。

このボトルには、否定的なものを肯定的なものへと変容したり、魔除けの作用もある事から、祈りや瞑想に重宝している方も少なくありません。

2020年終わり近くの11月から、年をまたいだ新たな2021年1月迄、日本のおめでたい木でもある松からのギフト、マツヤニのサポートを頂いて下さい。

パビットラ(中沢あつ子)

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2019年10月~12月にかけてのお勧め YESとNOを超えた、OKのくつろぎへと開く ボケ(レッド&ホワイト)

ボケ(レッド&ホワイト)

収穫の秋~令和最初の年の終わり迄、じっくりと、ボケ(レッド&ホワイト)を使ってみませんか?

単体でもいいですし、合計7種類以内なら、ミックスボトルに補助的に加えるのもいいでしょう。

ボケ(レッド&ホワイト)は、紅、白、それらが混じった色のお花を、同じ木に咲かせます。

ボケ(レッド&ホワイト)のキーワードは、《対極の統合》。
肉体に近い次元であれ、思考であれ、感情であれ・・・あらゆる対極を統合してくれるフラワーエッセンスです。

対極の統合?

ボケ(レッド&ホワイト)は、右に左にと翻弄される事のない、中心に在る質、第3の選択のセンスを育ててくれます。
それは、片方を否定したり、両方を否定したりするのではなく、変化の流れと共にいて、くつろいでいる在り方だと言えるでしょうか。

ところで、あなたが幸せな人生を送るために、優先したいものとは何でしょうか?
例えば、愛、健康、他者との関わり、お金、知識・・・。

ライフステージや、その時々で置かれている状況によって、変わっていくかもしれません。
健康上の気がかりがあったり、年齢を経た人なら、健康かもしれません。
今、生活に困窮しているなら、お金かもしれません。

また、これを優先したいと外側に表明する事に、抵抗を感じるものもあるでしょうか。
生きて来た道のりや環境、親や周囲から受けた価値観の影響もあるでしょう。
例えば、愛はポジティブで良いもので、お金はネガティブで悪いものだ、といった判断。
だから、愛と表明する事は簡単でも、お金と表明する事には躊躇があったり。

ひょっとしたら、逆の場合もあるでしょうか。
愛と表明する事に、偽善的な感じや、恥ずかしさがあったり。
とりわけ思春期には、そんな風に思う事もあるかもしれません。

また、自分の努力だけではどうにもならない時も。
健康に注意していても事故に遭ったり、財産が災害や国策によって消えてしまう事もありえます。

人生、何が起こるか分かりません・・・。

そんな人生を生きる私達には、本能的にも、幸せになりたい、不幸せになりたくない、生き延びたい、という思いがあります。
だからこそ、幸せグッズやスキル、未来予知や占いを求めたりするのですね。

でも、対極の間を動き続けるこの二元世界では、“絶対的”に幸せになる事は、絶対的にありません!

幸せの表層の下には、常に対極の不幸せが存在します。
不幸せの表層の下には、常に対極の幸せが存在します。

不吉な書き方で申し訳ないのですが、二元世界の中で朝が夜の対極へと進んでいくように、幸せとは、不幸せがやがて来るという兆しなのですね。
逆もまた然り、です。

実際、私達の気持ちは、1分、1時間、1日、1年、10年・・・人生を生きている間中、幸不幸の対極の間を動き続けています。

ボケ(レッド&ホワイト)は、伝えています。
「何かが幸せを感じさせてくれたり、不幸せを感じさせてくれたりする、その動きと共にありましょう。」
瞬間瞬間をトータルに生きる、幼子や仔犬のように。

ボケ(レッド&ホワイト)は、良い悪いといった判断を脇に置き、ただ、起こってくる幸せと不幸せの間を動く気持ちを、そのままに承認する事をサポートしてくれます。

そして、二元性の中で動き続ける気持ちを観ている、中心で動かぬ目撃者の視点を育ててくれます。

スクリーンの上の幸不幸の現象(幻想)に対抗し、翻弄される事から、現象を映し出す元を観る事へと、ボケ(レッド&ホワイト)は、シフトしてくれるのですね。
成熟した賢者のように。

幸不幸のYESとNOから、全面的なOKのくつろぎへ。
それが、ボケ(レッド&ホワイト)がもたらしてくれる質です。

対極の動きはただ起こり、動きに寄り添うあなたは、全てがOKです。
たとえOKでない時でさえ、その事にOKです。

くつろぎ、流れるなら、やがては川は、ひとりでに海と出会います。

~~~

「そして、人生には、対極にあるものの両方が必要である事、対極が私達の生を豊かに彩り、成長させてくれるという事に、気づかせてくれるのです。そして、その気づきは、光と闇が同じ葉っぱの裏と表であるという、葉っぱの下にある理解の根っこ、第3の選択への扉を開けてくれるでしょう。この第3の選択は、静止した死んだ選択ではありません。選り好みしない事、あるがままを受け入れる事、人生にくつろぎ、生が与えてくれるものが何であれ、感謝して受け取っていく在り方です。」
(書籍「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界―花の”Being”―」のボケ(レッド&ホワイト)の項目より抜粋)

パビットラ(中沢あつ子)

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2018年9月~11月にかけてのお勧め 静かな解毒と共に、短所の背後に隠された長所を見つけるために リンドウ

リンドウ

日本の秋の山野草といえば、リンドウ。

春に芽生えたリンドウは、夏を経て、秋にツボミをつけます。
秋を迎え、渦巻状に巻かれ、先が少しだけ見え始めたツボミの姿も、風情があります。
膨らみかけたツボミが、これからもっと色づき、開いていく潜在力も感じます。

リンドウのキーワードは、《痛みを取り除く》。
このキーワードには、心惹かれる人もいれば、繊細な抵抗や怖さを感じる人もいるかもしれません。

でも、ポジティブであれネガティブであれ、その両方であれ、もし、ハートの奥に何かを感じるのであれば、自分自身の内側に入る事を、どこかで望んでいるのかもしれません。

リンドウの花言葉は、「悲しんでいるあなたを愛する」、「寂しい愛情」。
群生せずに単独で1本1本咲いている姿と、悲しみをイメージする青紫の色に由来するのだとか。
この花言葉にも、何かしら、切ない感覚があります。

リンドウは、日当たりのよい乾いた土地に生え、秋の淋しげな風景に彩をもたらしてくれます。
それと共に、私達のハートの奥にある、郷愁を浮き立たせてもくれます。

天に向かって咲くリンドウの花は、光のある時に開き、雨や夜の光のない時には閉じられます。

また、リンドウの花には、雄性期と雌性期があり、最初は雄、後に雌へと性転換します。

彩と淋しさ、光と陰、男性と女性・・・。
リンドウの背景には、正反対のものが見え隠れしているのですね。

徐々に光のエネルギーが遠のき、内側に入るのによい秋の時期。
ハートの痛みを取り除き、エネルギーレベルでの静かな解毒を通して、ハートに平安をもたらしてくれるリンドウの出番です。

別れや、傷つけられた体験や・・・過去の様々な悲しい体験は、誰にでもあるもの。
過去の悲しみの体験が、ハートに刺さった小さな棘のように、今も時折チクリと痛む事があるなら、リンドウを使ってみませんか。

また、リンドウは、隠された宝を見つけるための「宝探しのボトル」でもあります。
秋の時期、静かなエネルギー解毒と同時進行して、自分自身の才能、個性、本質が現れる事をサポートしてくれるでしょう。

リンドウは、今迄、自分では否定的に思っていた性質の背後にある、隠された良さや可能性を見つける手助けにもなるフラワーエッセンス。
例えば、暗さは落ち着きに、細かさは正確さに、融通のなさは正直さに・・・。
短所は、長所に転じる潜在性を持っているのです。

また、リンドウは、対人関係において、大人の世界にうまく合わせられない、ピュアな子供のようなこころの持ち主にも役立つフラワーエッセンス。
対人関係での自己表現の仕方に悩む人にいいでしょう。

人間達に、近づきがたい変わり者と思われていると感じていて、それがさらに人と関わる事の抵抗になっている時にも。

リンドウが、傷ついたピュアなハートの痛みを取り除き、緊張を緩め、自己肯定感や素直な自己表現を刺激してくれるでしょう。

パビットラ(中沢あつ子)

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2017年10月~2018年1月にかけてのお勧め 望んでいない固定化を動かし、新たな自分の可能性と出会うために 豊かさと成功

豊かさと成功

フジアザミ、フキノトウ、イカリソウ、オダマキ、キショウブ、ハリエンジュ、ホトケノザ、マツヤニ

2017年の後半数か月と2018年スタートの年に渡って、人生の中で、豊かさや成功を受け取るために、文字通り「豊かさと成功」のボトルはいかがでしょうか?


「豊かさと成功」は、豊かさや成功を受け取る事への制限を、解き放ってくれるボトル。

「~~のせいで、自分は、豊かさや成功を受け取れない」という信じ込みを解放し、新たな自分の可能性と出会っていく為に、2017年の終わりと2018年の始まりにかけて、このボトルを使ってみませんか?

仕事、恋愛、家庭、趣味・・・。
どのような領域であれ、豊かさや成功を受け取る事に対して、ふと気づいたら、こんな事を思ったりしていませんか?

「きっと、今回もうまくいかない気がする」
「どうせ成功しない、呪われた運命なんだ」
「また、陥れられたり、裏切られたりするかもしれない」
「成功するために、いつも人よりたくさん苦労しないといけない」
「失敗した時、~~だったと言い訳しよう」

その考えの根拠は、どこから来ていますか?
多くの場合、その考えは、過去の体験の記憶に基づいているものです。

私達は、肉体は今を生きていても、思考は、今に生きてはいないのですね。
過去の体験の記憶から、自分の未来を予測します。

何度か似た体験を重ねると、似た記憶も蓄積されます。
前回、うまくいかなかった。
前々回も、うまくいかなかった。
だから、今回も、きっとうまくいかないだろう。

繰り返される事で、ある種、その状態が、普通の事として受け入れられていくのです。

また、私達には、元々、安定と安全を求める性質があります。
動かないパターンが出来上がっていて、予期せぬ事が起こらない方が、安心なのですね。

最初は望まない辛い状態だったとしても、その状態が繰り返される事で、それは普通の状態となり、保持しようとするシステムが働くようになります。

そんな凍結状態に揺さぶりをかけるのが、「豊かさと成功」のボトルです。

私達は、欲望で進み、怖れで留まります。
「豊かさと成功」は、私達がそんな質を持ちながらも、もっと大きなところから観て、全てを受けいれる在り方へと開いてくれます。

ある次元で観るなら、ただ、経験そのもののために、私達は、肉体を持ってここにいます。
経験の内容、良し悪しは、関係ありません。

内容や良し悪しではなく、経験そのものを受け入れたなら、否定的な経験への怖れは、小さくなっていきます。

過去の否定的な経験の繰り返しによって、豊かさや成功を受け取れないという根深いパターンのある方は、しばらくの間、このボトルを使うといいでしょう。

望んでいないものなのに、安定化、日常化、ノーマル化してしまったパターンに対して、「豊かさと成功」を長く使われた方のフィードバックには、興味深いものがたくさんあります。

豊かさと成功を受け取る事に付随して、今まで、当然の事として受け入れ、意識すらしていなかった領域が、変わる事があるのですね。
今回は、シンプルで分かりやすい例を、ご紹介しましょう。

自分には合わない、ファッションにお金をかけるなんてバカげてる、人間は中味で勝負、外見を気にする人は幼稚、と思っていた方が、今まで無駄使いだと思っていたお洒落をし、美や健康のためにダイエットを意識してスマートに。
これは、「美しさとダイエット」的な作用です。

また、人間関係をうまく作れない、人と話せないと思っていた方が、たまたま(!?)会話がうまくいったことで、そこから人間関係が発展し、望んでいた職業に就く事に。
これは、「パワーと実現」的な作用でしょうか。

こういった場合、「豊かさと成功」の前後に、「美しさとダイエット」や「パワーと実現」を使われるのもいいかと思います。

パビットラ(中沢あつ子)

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2016年10月~12月にかけてのお勧め 鬱な気分さえ、ありのままに抱きしめる事 ツバキ(ピンク)

ツバキ(ピンク)

日本原産のツバキは、日本の代表的な花のひとつ。
今や世界中で、様々な色と形状のツバキが見られますが、その元は、日本に自生していた花なのですね。

茶花の代表でもある、ツバキ。
江戸時代には、武士、公家、町人と、幅広く愛された花です。

また、日本の歴史の中で、宗教的、呪術的な事柄とも深い関係のあった花。

ツボミは天ぷらに、オイルは食用や整髪用にと、生活の中でも、少し高級感ただよう素材として活用されています。

マウントフジフラワーエッセンスのツバキは、ワビスケ系のピンクのツバキからエネルギーを頂いています。

キーワードは、《ダンシングハート》。
ワビスケというと茶花がイメージされますが、この花のエネルギーには、わびさびとはちょっと異なる質が入っているかもしれません。

ツバキ(ピンク)は、ハートチャクラを刺激し、エネルギーを動かす質を持っています。

夏が終わり、自然界の光の力が弱まっていくにつれ、わけもなくもの悲しくなったり、別れの時のような気分になったり、メランコリーに酔いしれたくなったり・・・。
と、落ち込み気分になりがちな秋~冬の時期に、役立ってくれます。

軽快さ、楽観性をもたらすこのボトル、個人的な理由なく欝々となった気分を、個人的な理由なく、明るくしてくれる作用があるのです。

といっても、無理やり、元気に持ち上げるという作用ではありません。
何故なら、私達は、季節や時間をはじめとする、変化する自然界の環境から影響を受けて生きているのですから。

夏が終わり、秋から冬へと変化する中、鬱っぽい気分になるのは、自然な変化。
自然界に対する、感受性や繊細さが働いている証拠です。
私達も、収穫の秋から眠りの冬へと、内側にエネルギーを蓄え、休息する時期でもありますし。

また、元気がいいのを良い事とし、元気がないのを悪い事とするといったポジティブシンキング的な判断からは、繊細な感性は育たず、優れた芸術も生まれにくいかもしれません。
古今東西の芸術には、鬱っぽさや元気のなさが、創造の原動力となったものも沢山あるのですね。

高まる事、静まる事、どちらも大切です。

ツバキ(ピンク)は、自然界に生かされ、様々な命と共に生きる私達に、鬱っぽい気分が起こったとしても、その背後にある、「全てをOKと感じる肯定感」と繋げてくれます。

ハートチャクラは、否定的であっても肯定的であっても、ただ、今のありのままを、そのままに抱きしめる座。
ツバキ(ピンク)は、そんなハートチャクラの質を開いてくれるのです。

更には、「全てをOKと感じる肯定感」を持てない時でさえ、その事自体にもOK出しをしてくれるツバキ(ピンク)は、この時期のエネルギーに寄り添いながら、肯定や否定から自由な、大きな肯定感で包んでくれるでしょう。

飲む他に、ハートチャクラへのスプレーを併用するのもいいでしょう。
ボトルをハートに軽くあてて、深い呼吸をするのも役立ちます。

自分自身や他者に起こる感情や気分に対する抵抗や拒絶が起こりやすい人にとって、このボトルは、季節に関係なく役立ってくれます。
使用中は、ボトルを出来るだけ側に置くようにして下さい。

ツバキ(ピンク)の大きな肯定感のエネルギーに、徐々にエネルギーボディー(サトルボディー)が馴染んでいくにつれ、抵抗や拒絶という戦いに使われていたエネルギーは、創造や休息に使われるようになっていくでしょう。

パビットラ(中沢あつ子)

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2015年10月~12月にかけてのお勧め 今の豊かさと新たな豊かさの狭間で安定している為に シシウド

シシウド

否定的なエネルギーをはね返す、能動的な浄化と守護の為のフラワーエッセンスであるシシウド。
この能動性は、内的外的な大きな変化の時、次元の移行の時にも有効です。

秋から冬にかけては、今年頑張った事の収穫を楽しむと共に、収穫を抱きながら、それを活かせる新たな年を、静かにして待つ時期。

この実りと眠りの時期は、次元の移行の為の準備期でもあります。
新たな次元に行く為には、その為の充分な蓄えと休息が必要なのです。

豊かな収穫で蓄えられた種からは、いずれまた、新たな芽吹きが訪れる・・・。

成長の一巡りを味わいながらも、今はまだ眠る新たな成長の準備は、既にスタートしています。
そんな、成熟から再誕生へと向かう狭間の、次元の移行の時期に、シシウドは安定と保護を与えてくれます。

今年得たものを、それが内面的なものであれ物質的なものであれ、誰かと分かち合いたい、もっと広げていきたい、更なる次の段階へと進んで行きたい・・・そんな風に思うなら、シシウドの出番です。
今の豊かさが更に豊かになって戻って来るよう、古い動きと新たな動きに、橋を架けてくれます。

また、「今年は、豊かさを受け取れそうもないなあ」、「ちょっと間違えた、失敗しちゃったなあ」と感じている人に、シシウドは、「まだ遅すぎはしない」と言います。
シシウドが持つエネルギーが、軌道修正と再出発の為の、古いものの浄化、新たな動きの後押しをしてくれるでしょう。

このフラワーエッセンスは、この時期、何となく不安定で、もの悲しく、支えのない感覚になる人にもいいでしょう。
地に足が着いていないような、肉体にしっかりと収まっていないような感覚の時、シシウドは、強い護りの光で包み、乗り越えていけるようサポートしてくれます。

パビットラ(中沢あつ子)

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