2025年12月~2026年2月 与え受け取れる、大きくかつ成長する器になる ウワミズザクラ

ウワミズザクラ

サクラの仲間のウワミズザクラは、いわゆるサクラのイメージとは全く違った姿をしています。

枝先に、小さな五弁の白い花を、ブラシのように房状に付けるウワミズザクラ。
風で軽やかに揺れる様は、ネコの尻尾のようであり、どこかユーモラスでもあります。

花は、とても甘い香を放ちます。


ウワミズザクラのキーワードは、《軽さと広がり》。

ふわふわと手招きするかのように揺れる姿と甘い香に惹かれ、そのオーラフィールドの中に入ると、私達にも自然と軽さと広がりがもたらされます。

私達と同じく、ピークの時期には、たくさんの虫達もこの花に惹かれるように集まってきます。


また、和名のウワミズザクラ(上溝桜)は、古代の神事で、木に溝を彫り、あるいは裏に溝を掘った牡鹿の肩甲骨を樹皮で焼き、吉兆を占った事から。
この裏溝が転じてウワミゾザクラとなり、さらにウワミズザクラと呼ばれるようになったのだとか。
(細かい部分は様々な説があるようです。)

古名は、語源ははっきりしないようですが、古事記の「天の岩戸」に出てくる波波迦(ハハカ)だそう。
イザナギとイザナミがこの国を創る際、どのようにすれば良き子を授かれるか聞いたところ、アマツカミが占ってくれたのだそうです。

また、奈良時代には、国事の占いに用いる神聖な木という事で、献上を定められたいくつかの神社があったとも言われています。

今の時代も、大嘗祭に関連した儀式のために、ウワミズザクラが献上されていると聞きます。
神様の意向を伺い、大嘗祭でお供えする新穀を育てる神聖な田、斎田を決めるのですね。


古の時代から、そして今の時代も、神聖さと神秘性のエネルギーも纏っているウワミズザクラ。

ふわふわと揺れながらよい香を放つこの花には、高い次元、特別な領域への働きかけも内在しているのです。


そんな側面とは対極的に、枝を折ると悪臭を放つ事から、クソザクラ、ヨグソザクラといった別名が付けられてもいるウワミズザクラ。


聖と俗の両方が内在する事を受け入れ、区別なく歓迎するウワミズザクラは、そのフレンドリーさと気前のよさで、私達も虫達も、大きなオーラフィールドで包み込んでくれるのです。


また、ウワミズザクラの強い樹皮は、器の継ぎ目をふさぐために利用されてきました。
隙間を埋め、つなげてくれるその役割からも、ウワミズザクラの特質がイメージされます。


ウワミズザクラの軽さを英語で表現するなら、light(ライト)でしょうか。

light(ライト)には、軽い、軽やか、ふわふわといった、まさにウワミズザクラにぴったりの意味が。
光、灯、火、明かりといった意味も。

境界なく照らす光のような軽やかな明るさは、気前のよいウワミズザクラのエネルギーに通じると感じます。


ちなみに、同じく2025年12月~2026年2月の世界のフラワーエッセンス季節のお勧めにチョイスした大天使ウリエルも、光、火と深く関係する存在です。


2025年最後の月から2026年2月にかけて、これ迄設けていた限界を外し、自分自身のスペースを広げていくサポートとして、ウワミズザクラを使ってみませんか。

年の敷居を超える前後には、集合的にもエネルギーが動きやすくなります。
エネルギーが動く隙間が生じるこの時期のサポートも頂きながら、自身のスペース、エネルギーフィールドを広げていきましょう。


スペースの広さは、その中に入れられる許容量と比例します。
スペースが広がると、招き入れる可能性が拡大するのですね。

これはあたり前の事なのですが、自身と繋げて意識する事はあまりないかもしれません。
この事を意識化し、現実へと落とし込んでくれるのは、ウワミズザクラの働きかけのひとつ。


ウワミズザクラの招き入れるスペースは、与える事、受け取る事の両方と関わっています。
広いスペースがあれば分かち与えられるし、入ってくるものを受け取れるのです。


より大きな器になり、人、出来事、モノを招き入れたいと感じるなら、ウワミズザクラの出番です。
人としてひとまわりもふたまわりも成長したい、と思う時にもいいでしょう。


スペースがない時、私達は、余裕がない、充分持っていないと感じます。


怖れ、怯え、気後れ、過度な防衛、遠慮、疑い・・・。
こういった傾向が、人生の可能性やチャンスを狭めている、本来の自分の能力が表現出来ていない、と感じるなら、ウワミズザクラが役立ちます。


また、このような事が、肉体に近い次元で起こっている時にもいいでしょう。

例えば、身体の緊張、硬さ、委縮。
ボディワークの領域には、身体的な状態が内側の状態を反映している、という考え方があります。

オーラ全体や気になる部位にスプレーボトルで噴霧したり、手が届く部位ならボトルをコロコロと動かしてほぐすのもお勧めの方法です。
(マウントフジフラワーエッセンスの場合、ボトルを身体に当てても花のエネルギーは損なわれませんので、ご安心下さい。)

微細エネルギー解剖学的には、肉体に近い次元のエネルギーボディー(サトルボディー)を入口として縮こまりや偏りをほぐし、それによって内的なスペースも広がっていきます。

更にそれは、行動、出来事へと反映されていくかもしれません。


ウワミズザクラには、たくさんの裏技的な使い方があります。


例えば、嫉妬、敗北感、劣等感に。
エネルギー的に見るなら、これもまた、自分には充分なスペースがない、持っていない、という事と関わっています。

たとえ自分に直接関係のない他者であっても気持ちが収まらず、狭い正義感から、事実ではない噂を広めたり操作したり、といった具合です。


スペースは、時間とも関係しています。
時間がなく焦っている時は勿論、いつも時間に追われている感覚がある、生き急いでいる、イライラしやすい、といった傾向にもいいでしょう。

上に書いた、身体の緊張、硬さ、委縮も、時間経過と共に生じた過去の結果、身体の歴史だと言えるでしょうか。


更に今回は、ここでご紹介した内容だけでなく、スペースという事をキーワードに、ご自身でもウワミズザクラの作用を広げていって頂ければと思います。
きっと気前よく、作用を拡大してくれるでしょう。

実は、これもまた、ウワミズザクラの作用そのもの!
スペースを拡張し、新たな作用すら招き入れてくれる・・・ウワミズザクラはそんなボトルなのです。

そぐわない例かもしれませんが、色々と学習して範囲を拡大していくAIのようでもあるでしょうか。

いずれにせよ、ウワミズザクラは、自身で可能性を拡大し、成長していく特質を持った、非常に面白いボトルです。


ウワミズザクラは、援助や接客をはじめ、人と関わる仕事をしている人にもお勧めしたいボトルです。
お仕事時の友として、飲んだりスプレーしたりする他、ポケットにボトルを忍ばせる等、幅広く使って頂ければと思います。

パビットラ(中沢あつ子)

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2024年12月~2025年2月 雲の背後の青空と繋がり、生きる事全体への承認を育てる 霊性と物質世界を統合する

霊性と物質世界を統合する

◎オオイヌノフグリ、オオケタデ、シシウド、シャクナゲ(ペイルピンク)、センニンソウ、ボケ(レッド&ホワイト)、ボタンヅル、ミゾソバ(ホワイト)

2024年と2025年をまたいで使用する「マウントフジフラワーエッセンス季節のお勧め」として、マウントフジフラワーエッセンス開発者がチョイスしたのは、「霊性と物質世界を統合する」。

1年ごとに年の敷居をまたぐ回数は、生きている年齢、時と共に増えていきます。
改めて意識を向けるなら、人生の中の毎回の敷居を、一度っきりの貴重なヒトコマのように感じる方もおられるかもしれません。(実際、そうなのですが!)


「霊性と物質世界を統合する」は、その名称の通り、霊的な世界と物質的な世界、瞑想と日常、スピリチュアリティと現実、天と地を繋げてくれるボトル。

微細エネルギー解剖学の観点からは、エネルギーボディー(サトルボディー)の上位身体と下位身体、上位チャクラと下位チャクラを仲介してくれるボトル、ともいえるでしょうか。

より深い視点から言うなら、極端対極端、対極を超えていく時に役立つのが、「霊性と物質世界を統合する」です。


そんな「霊性と物質世界を統合する」を、2024年と2025年の敷居を超える前後の時期、こころや姿が様々に変化しながらも、生きる事全体を承認するサポートとして使ってみませんか。

生きる事全体を承認する在り方は、今の年を見送り、新たな年を迎える際の後押しともなってくれるでしょう。


私達が、生の中で意識を向ける対象、優先する事柄は、その時々で変化していきます。

例えば、お金が足りない時はお金に。
お金が充分ある時は、お金では買えない他の何かに。

また、例えば、自分の性格について色々と考えている中、天変地異が起きたなら、考えはアタマから吹っ飛び、命を守るための現実対応にフォーカスされます。


「霊性と物質世界を統合する」は、地上で起こる大小様々な事柄を体験しながら、同時に天上から眺めるセンスを育ててくれるボトルでもあります。

例えば、劣等感、自己否定、恥ずかしさ、葛藤・・・といった反応の地点ではなく、高みから全体を俯瞰するセンス。

また、例えば、今起こっている事の原因は幼少期にあるといった認識について、距離を持って見守るセンス。


私達のマインドは何らかの理由を見つけて安心したいものですが、本当のところ、何が正しいのかは分かりません。

「霊性と物質世界を統合する」のサポートによって、内容や複雑さに関係なく、ただ観察するという立ち位置に在る事で、逆に、こころ、身体、行動をはじめ、現実対応はよりシンプルになり、通り過ぎるのも早まっていきます。

そして、生きる事全体への承認が育っていきます。


生の意味も、霊性も、物質世界も、人が作った概念です。

「霊性と物質世界を統合する」は、生に正解や答はない、というところへと着地させてくれるボトルでもあります。


答を得ようとする事から、ただ、観察する事へ。

生について、分からないと認める事、神秘のままに受け入れる事、降参する事。
そこからやってくる、くつろぎ。

私、個人、エゴといった領域より大きなものとの統合が、このボトルの作用です。
その委ねが、生きる事全体への承認へと繋がっていくのは興味深い事です。


生には意味はないという、一見、否定的に思える考えの深みにある反転。
それは、大いなる安心と共にくつろいで生きる在り方です。


生きる事の意味付けは、個人がするもの。

それは、苦しみにも、楽しみにも、何にでもなる事が出来ます。
苦しみや楽しみは、私達の意味付け(方向付け、制限)から紡がれていくのですね。


賛成と反対で議論するディベートがある種のゲームであるように、私達も、自身の脳内でゲームをしているわけです。

そこでは、その時々の立場や状況、ちょっとした刺激によっても、正誤や答は変化していきます。
集合的な領域においても、大きな仕組みは同じです。


同時に、意味付けをする私も、個人も、エゴも、否定しなくてもよいのですね。
それらを包む領域、来ては去っていく雲の背後にいつも在る青空が、このボトルが表現している統合です。

それは、苦しみや楽しみといった、行き来する雲によって変化する事のないスペースです。


包む領域が主体になってくると、現実感や個人の意識を失うように思うかもしれませんが、実際は、生きる事、物事の対処、生活や内側との付き合い方が変化していきます。


やる事は同じままでも、私、個人、エゴより大きなものが中心となっていく事は、雲の背後の永遠の青空として生きる事かもしれません。


生きるために生き、死ぬために死ぬ事に安心させてくれるのが、「霊性と物質世界を統合する」なのです。


また、私達が両極を動く時には、必ず中央、中心、真ん中を通り抜けます。
それを、敷居とも言っていいのかもしれません。

人生の様々なエピソードの中、何度となく中央を行き来する事で、私達は、中心に在る事を体得していきます。


「霊性と物質世界を統合する」は、極端と極端の両極の中央、動かない地点に在るセンスを育ててくれるボトルでもあります。

そこは、意味付けが起こっていない、時を超えた静止の地点でもあります。


青空は、雲があってもなくても、雲と戦いません。
雲から、雲が行き来してもしなくてもよい青空へー。

体験によって決して色付けされない次元を、体験を通して体得していくというのは、地上時間の面白さでしょうか。


「霊性と物質世界を統合する」は、何を支えに、拠り所にして、どうやって生きていったらいいかと悩んでいる人、そんな悩みが時折行き来するという人にも役立ちます。

仕事、お金、健康といった現実的な悩みが、とりわけ長期に渡っている人、繰り返しやって来るという人にも使ってほしいボトルです。


もしかしたら、「霊性と物質世界を統合する」を、マウントフジフラワーエッセンスの上級者や高い意識の人のためのボトルだと、「自分が使うには敷居が高い・・・」と思っている方もいるかもしれません。

でも、実のところ、「霊性と物質世界を統合する」は、差別のないボトルです。

それでも落ち着かない場合は、「敷居を低くして使いたいのでヨロシク!」と、ボトルに宣言してから使い始めるのもいいかもしれません。
2024年と2025年の敷居を超える時期に、どうぞボトルと親しくなって下さいね。


実際、このボトルは、高い低いといった差別意識や分断にも作用してくれます。
生活環境、人間関係、自身の内面をはじめ、何らかの分断がある時にも役立ってくれるボトルです。

今の世界の動きからみて、集合的にも必要そうだと感じる個々の方にも使って頂きたいです。


また、このボトルは、今の時代ならではのリアルとヴァーチャルの間での混乱にも使う事が出来ます。
その種の事に携わっている職種の人、あるいは日常で2つの領域を行き来する事が多い人にもお勧めです。

片方への偏りがある場合はエネルギーのバランスを取り、敷居を移動して両方で生きる自身を、ひとつの存在として見守る質を育ててもくれるでしょう。

様々な情報に絶え間なく囲まれ、溺れそうだと感じる時には、誰にとっても役立つボトルです。


「霊性と物質世界を統合する」は、ヒーリング、セラピーを行っている人のリメンバリングボトルでもあります。

活動の前の独りの空間で、フォーミュラーを飲んだ後、ボトルをハートに当てて深呼吸するといいでしょう。
オーラスプレーを、オーラフィールドに噴霧するのもお勧めです。

青空と繋がり、雲、つまりは目の前で起こっている事への現実対応を助けてくれます。


こんなふうに、実は様々な領域で役立ってくれる「霊性と物質世界を統合する」を、よろしかったら体験してみて下さいね。


「霊性と物質世界を統合する」は、同時期の世界のフラワーエッセンス季節のお勧め、フィンドホーンフラワーエッセンスのスピリチュアルマリッジと共に使うのもいいでしょう。

同時使用はせずに、どちらかを使った後にもうひとつのボトルに切り替えて下さい。

この2つのボトルの行き来は、中心に在る事を助けてくれるでしょう!

パビットラ(中沢あつ子)

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2023年12月~2024年2月 凍りついた状態を溶かして生命を吹き込む ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ

鮮やかで濃いオレンジの花を咲かせるヤブカンゾウ。
花は直径8~10センチほどで、雄しべの一部~全部が花弁に変化した八重咲きです。


繁殖力がありますが、朝に花開き、夕方に萎れてしまう一日花です。

ゴージャスで目立つ花なのでお部屋に飾りたくなるかもしれませんが、開花の時が短いので、やはり、大地で咲いている自然のままが一番です。


過去にはユリ科の植物とされていたのですが、DNA解析によって、ススキノキ科ワスレグサ属に変更されました。
英語では、Daylily(デイリーリリー)と呼ばれています。


ヤブカンゾウの名は、藪のそばにも生える事から。
別名はワスレグサで、万葉集にも詠まれています。


「忘れ草 我が紐に付く 香具山の 故りにし里を 忘れむがため」
大伴旅人が、太宰府の長官として赴任していた時に詠んだ望郷の歌です。

意味は、「忘れ草を私の紐に付けています。香具山の見えるあの懐かしい故郷を忘れられるように。」


この花を着物の紐に付けると、嫌な事を忘れると言われています。
中国では、ヤブカンゾウを見ると憂いを忘れると言われ、忘憂草と呼ばれているのだとか。


興味深い事に、初めてヤブカンゾウと出会い、エネルギーを頂いた時の情景は五感を通して鮮やかに覚えているのですが、具体的な場所については、開発者2名共に記憶から抜け落ちています・・・。


源氏物語にも、ワスレグサが登場しますね。


ヤブカンゾウは、過去であれ現在であれ、ショックやトラウマの解放に役立つボトル。

肉体に近い領域、感情、思考、より微細な次元・・・。
凍りつき、停止し、滞り、麻痺している様々な状態に、広い範囲で使えます。


ヒレハリソウが、天災や人災をはじめ青天の霹靂のようなショックに作用するのに対して、ヤブカンゾウは、一定期間に渡って、あるいは自分自身が関わった結果として起こったショックに働きかけてくれます。

ケースによっては、これら2種類を同時使用される事をお勧めしています。

過去世や家系が関わっている場合は、サオトメカズラもプラスした3種類で、エネルギーボディー(サトルボディー)の第2身体と第3身体に働きかけるといいでしょう。


このところ、地球規模で様々な事が起こっています。

出口が見えない事柄もあり、海の向こうの事についても、こころが揺れている人も少なくないのではないでしょうか。

そんな時には、ヤブカンゾウの出番です。


また、「今、起こっている事は、新しい時代への変化のプロセス!」と、肯定的に捉える在り方の背後に、何かしらの麻痺が隠れている時にも役立ちます。
例えば、怖れを感じたくないがゆえに、特定の何かを見ないようにしている状態に。

エネルギーが動いているように見えるけれど、一部が動いていない・・・そんな時にも、ヤブカンゾウが役立つのですね。


ヤブカンゾウは、生命の息吹を吹き込み、エネルギーを動かし、感じている事や起こっている事をトータルに承認し、手放しでいる在り方を広げてくれます。

それは、別名、無条件の信頼、とも言えるかもしれません。

将来に良い変化があるから信頼する、といった支えや約束や条件ありきではなく、ただただ、信頼する事。


また、このフラワーエッセンスは、変化のない状態に変化を起こそうと、興奮する事に意識を向けがちな傾向にも有効です。
穏やかすぎるので波風を起こす、といった感じでしょうか。

恋人同士のケンカのような個人対個人のささやかな領域から、時には大事になる集合的な領域まで、幅広く働きかけてくれます。

この二元世界は静と動を行き来するものではありますが、自他に痛みが伴う方法とは異なる在り方へと、ヤブカンゾウが開いてくれるでしょう。


凍りついたエネルギーを溶かしてくれるヤブカンゾウは、膠着状態の時にも使えます。

例えば、個人的であれ集合的であれ、特定の対象との対立や、変えたいけれど変えられない関係性に。
長期間社会から遠ざかったままの時や、何かへの依存的なパターンにも役立ちます。


このフラワーエッセンスは、飲む以外、関連する空間、象徴するモノ等にスプレーするのもいいでしょう。


人、環境、出来事・・・。
何であれ、出口が見えない時、変わりそうもない時には、糸口を見つけ、開いてくれるヤブカンゾウのサポートを頂いてみるのもいいかもしれません。


ヤブカンゾウは、年末から年始にかけて、心機一転してスタートしていく動きを起こしたい時にも、お勧めしたいフラワーエッセンス。
この目的で使用される場合は、新たな1年間の事でもあるので、旧暦の新年と、ボトルの作用がエネルギー的に安定する事を意識して、2月末まで使われるのもいいでしょう。


一日花のヤブカンゾウは、動かぬ状態を動かしたり、突破し、突き抜けていく大きなエネルギーを秘めています。

ヤブカンゾウと共に、変化する生をエクスタティックに生きる事へと開いていきましょう。

パビットラ(中沢あつ子)

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2022年12月~2023年2月 自由に思い込んでもいい人生を楽しむ ニラ

ニラ

新型コロナ、ウクライナ・・・まだまだ、世界中で様々な事が起こり続けています。

ネットの発達と共に、古の時代では入って来なかった遠く離れた地からの情報も得られるようになり、私達の脳もオーバーロードし気味です。

世界中の情報が交錯しながら、かつてはなかったスピードで、相互に影響を与え合っている今の時代。

例えば、昭和の日本で正しいと見なされていた事が、今は正しくない事になっていたりします。
また、今は正しいとされている多くの事も、100年後はどうなっているか、分かりません・・・。

正しさは、時代や地域によって、変化していくもの。
その背景には、それぞれの立場や利害、それらに折り合いを付ける事が絡んでいたりもします。

情報の伝達がスピーディーかつ量が多い事は助けとなりますが、正誤の見極めや、どれをチョイスすればいいのかと、かえって混乱してしまう事もあるでしょうか。

ひとつの事に対して多くの正誤が飛び交い、迷う時、万人共通の正しさや正解があれば楽なのに・・・と思いませんか?
他者との和を気にかける日本人には、とりわけそういった傾向があるかもしれません。

・・・という事で、今回は、《自分自身の正義》というキーワードを持つ、ニラをチョイスしてみました。

3000年以上前に中国で栽培されていたのが日本に伝わったニラは、「古事記」にも登場する歴史ある植物。
東アジアではポピュラーな野菜ですが、欧米ではあまり馴染みがないのだとか。

その生命力の強さや強い匂いからか、元気にしてくれる野菜とされ、漢方でも重宝されているニラ。

仏教では修行に適さない野菜とされてもいるニラですが、マウントフジフラワーエッセンスでは、まっすぐに伸びる茎先に咲く、たくさんの白いお星様のような野生のニラのお花のエネルギーに着目し、エネルギーを頂きました。

《自分自身の正義》というニラのキーワードは、ちょっと身構えてしまいそうです。
でも、そういった反応もあえて意識して、このキーワードとなりました。

ニラが表現する、《自分自身の正義》とは?

それは、身構えてしまいそうな万人共通の正誤探しを脇に置いた、自分自身にとってカチッ!とくるかどうかの、制限のない感性のようなもの。

そんな腑に落ちる感を磨いてくれるのが、ニラの特質です。

また、外側の正誤だけでなく、今の自分にはしっくりこなくなった内側の古い価値観を手放すサポートもしてくれるニラは、内外をスッキリさせて、意識的な選択を後押ししてくれます。

いずれにしても、私達の人生は、それが外側からのものであれ内側からのものであれ、自身の思い込みで出来ています。

万人共通の固定した正誤はなく、正誤とは、何かに対しての個人の立ち位置で決まります。

自身の立ち位置によって、正が誤に転じたりもしますし、〝私の正〞と〝あなたの誤〞が生じたりもします。
そして、人生は、流動的に創造されていきます。

単純な数字の計算と違って、正は、変化なしではなく、ひとつだけではない、のですね。
だから、どちらかに決めて、それ以外を否定する必要もない事って、意外に多いかもしれません。

正誤の戦いは、結果的には自身の内側の戦いとなり、そこには正誤も勝敗もありません。

正誤について、少し離れた距離で見守るスペースを与えてくれるニラは、選択に対する緊張をほぐし、人生に対する安らいだ向き合い方のコツを育ててくれます。

自身の正誤といった思い込みの一種に、そこまで縛られ続けなくてもいいというのが、ニラの《自分自身の正義》なのです。

脳内での正誤の葛藤が窮屈だと感じる時には、ニラのサポートを頂いてみて下さい。
そして、瞬間瞬間の自発性を許し、自由に思い込んでもいい人生を楽しみましょう。

正誤を解決しないと、人生を楽しめないわけではありません。

二元性を超えていくボトルでもあるニラは、内なる対立や葛藤を持ったままでも人生を楽しめる事を、思い出させてくれます。

パビットラ(中沢あつ子)

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2021年12月~2022年2月 スピリチュアルの前に、現実の豊かさをまず受け取りたい人に メイゲツソウ

メイゲツソウ

個人個人の個性がより開花し、交流する、風の時代。

古い価値観に縛られる事なく、重荷を降ろした自由な風のように羽ばたいていくサポートとして、2021年~2022年をまたいで、メイゲツソウはいかがでしょうか。

メイゲツソウのキーワードは、《女性のセクシャリティ》。

一般的には、肉体に近い次元の女性性を開いてくれるボトルです。

性別、年齢、職業といった、表層の違いからも軽やかになっていく風の時代に、今回は、女性という括りをほどいて、メイゲツソウのサポートを頂きませんか。

メイゲツソウは、よりきれいになる、恋を成就する、自分にご褒美をあげる、といった、地上的な豊かさに呼応してくれるボトルです。

スピリチュアルな道を行く時、豊かさについて、あまりよい印象が持たれない場合があります。
お金の亡者になる等、極端に偏ってしまう事への予防のようなものなのかもしれません。
(広い視野で観るなら、それもまたプロセスであるのかも!?)

その一方、清貧という考え方とは真逆の強い例えではありますが、「貧乏人には悪魔が2人憑いている」とも言われます。

お金持ちに憑いているのは悪魔1人で、貧乏人には悪魔2人?
お金がない事によって、悩んだり、考えたり、何とかしなければならない事が増えるので、悪魔がひとり増える、という事でしょうか。

この地上で肉体を持って生きる私達にとって、命を守り、生き延びる事は、最優先の欲望です。
天災や人災で命が脅かされた時、それまで持っていた他の悩みは吹っ飛び、とにかく、生きようとします。

社会生活を営む人間にとって、お金は、命の維持とも深く繋がっています。
状況によって役立たなくなる事もあるかもしれませんが、お金の向こうには、命を繋いでくれる、不足なく安全な衣食住があるのですね。

それらが満たされたら、より豊かに、より安全に、より快適にといった、心地よさの欲望が生じてきます。

物質界での生き延びや、その延長戦上にある豊かさは、スピリチュアルな道を歩む上でも、大切なテーマです。

微細エネルギー解剖学的に言うなら、私達は、肉体とエネルギー体という、両方の身体を持って、この地上を生きています。
“肉体を持たない聖なる存在”とは違った道のりを、私達は、歩んでいるのですね。

それは人間だけでなく、この地上の全ての命は、肉体とエネルギー体の両方を持っています。
例えば、花にも肉体とエネルギー体があり、花のエネルギー体の情報が、フラワーエッセンスだとも言えるでしょうか。

物質とエネルギーの両方が存在するのが、この地上世界なのですね。
物質的な豊かさと、スピリチュアルな豊かさの両方を経験するために、私達はマザーアースに生きているわけです。

実際、このふたつは、この地上で絡み合い、相補的に働いています。
上に書いた悪魔の例ではないですが、お金、つまりは衣食住の心配がなければ、その領域での心配なしにスピリチュアルな道を進める、という事もあるでしょうか。

厳しい修行をされたお坊さんから聞いたのですが、修行僧の時、現実的な事をしたり気にかけたりする必要が一切なく、ただ修行だけをしていればいい時期があり、あんなに恵まれたありがたい時はなかった、との事。

この地上で、物質とスピリチュアルの両方を実現してもいい、と自分自身に許可を与えてあげるのが、今回のメイゲツソウの役割です。

現実的な豊かさがスピリチュアルを豊かにし、スピリチュアルな豊かさが現実を豊かにする・・・この循環が起こるのが、この地上世界であり、メイゲツソウは、それをサポートしてくれるボトルでもあるのですね。

また、海外のスピリチュアルなコミュニティー等で時々耳にするのが、「この場所を逃避先にして、搾取や依存をしないように。現実世界でしっかりと自分でお金を稼いでから、ここに来なさい」といったアドバイス。
物質的な課題を何とかしてから、ゆったりとスピリチュアルに対峙しなさい、という事でしょうか。
(中には、物質的な課題のない環境に生まれ、スピリチュアルを進むケースもあるかもしれませんが。)

人それぞれの道のりはありますが、現実、大切なのですね・・・。

スピリチュアルが、現実逃避にならないよう。
現実が、スピリチュアル逃避にならないよう。

現実世界で抑えていた事は、スピリチュアルな世界に逃避しても消えてしまう事はなく、遠い未来であったとしても、いつの日か、対峙する時が来るのかもしれません。

勿論、セラピスト的な立ち位置から見るなら、辛すぎる時は保留にして、一時的な避難が必要な場合もあります。
逆に、保留にせず、突き抜けた先に見えて来る世界もあるかもしれません。

いずれにしても、否定や判断に向かうと、辛さは複雑になりがちです。

今回のメイゲツソウは、現実的な心配がスピリチュアルを制限しないよう、まず、現実の豊かさを受け取る、という切り口で作用してくれます。
物理的にも精神的にも余裕が出て来ると、スピリチュアルな探究にフォーカスしやすくなる、という働きかけです。

衣食住をお金で買う、という方法以外の可能性も広がっていくかもしれない、風の時代。
物質的な豊かさとその実現について、新たな年に高めていきたいと感じているなら、メイゲツソウを使ってみて下さいね。

また、メイゲツソウは、今回の文を読まれて、豊かさへの微妙な抵抗が起こる場合にも、使って頂きたいボトルです。
物質的な豊かさを得る事を下に見る考えもまた、その領域への構えなのですから。

特定の事への否定や拒絶は、その対象者を傷つけるだけではなく、自身の道幅を狭めるので、傷を負いやすくもなるのですね。

どうぞメイゲツソウの、きらきらした暖色系のエネルギーを、受け取ってみて下さい。

また、豊かさという事について、もっとダイレクトにフォーカスしたい場合は、「豊かさと成功」のフォーミュラーとメイゲツソウを、同時使用されるのもいいでしょう。

「豊かさと成功」のボトルに、メイゲツソウを1~2滴加えてお使い頂く事も可能ですが、いったんプラスしたメイゲツソウのエネルギーは消去出来ませんので、その点だけご注意下さい。

パビットラ(中沢あつ子)

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2021年2月~5月 喧嘩する事なく、護り、保持する タチツボスミレ

タチツボスミレ

新型コロナの再拡大で、緊急事態宣言が出された1月。

昨年から続いているコロナ禍での生活の中、自粛疲れになったり、麻痺気味になってしまっているという方も、少なくないかもしれません。


そんなふうに、意識に靄がかかった状態の時、マウントフジフラワーエッセンスから、タチツボスミレをお勧めします。


多くの種類があるスミレの中でも、タチツボスミレは、全国的に見られるポピュラーな存在で、芭蕉の俳句にも詠まれています。

淡い紫のこの花には、蕾のまま開かない閉鎖花があり、花弁の中で自家受粉する事で、自ら増えていく事も出来ます。

閉鎖花は、命を伝えていくための植物達の知恵のひとつ。

植物達の他の生き延びの方法と同じく、一長一短があるのでしょうが、自分の花粉以外は受け入れない閉鎖花は、純系に近い性質を保ちます。

閉鎖花を作る植物には、スミレの仲間の他、マウントフジフラワーエッセンスの花達の中では、ホトケノザや、地中に閉鎖花をつけるミゾゾバ等があります。

エネルギーを頂いたタチツボスミレは、神聖な場所に、「ここは特別な場所だから・・・」と、言葉に出す事なく穏やかに教えるかのように、聖域を護るかのように、咲いていました。

閉鎖花がある事、そして、聖域を護る役割からも、このボトルには、特別な場である事を穏やかに示し、示す事で、場にそぐわないものが入って来ないよう優しく保護するエネルギーが、加味されているのを感じます。

もし、他の場所に咲くタチツボスミレなら、こういった質が際立つ事は、なかったかもしれません。
それは、外界と喧嘩しない、柔らかな結界のようです。

タチツボスミレの、対象を示し護るという裏方的な役割として、結果的に表に出ている、少し不思議なこの質は、コロナ禍の時期にも役立ってくれるかと思います。

ところで、閉鎖花だという事を知ったのは、実は、タチツボスミレからメッセージを受け取った後。

植物達の性質について、たとえ知識として知らなくても、深く共振する事で、必要な応答はやって来るものだと感じさせられる事、少なくありません。

深い共振が起こる上で、時には、アタマからの知識や先入観がかえって邪魔になったり、受け取る次元や範囲を狭めてしまう事もあるかもしれません。
知識は、超えたるものが入って来る空っぽのスペースを、縮小してしまうのですね。

これは、日本フラワーエッセンス協会®認定のフラワーエッセンスセラピスト™さんが、個人セッションで、マウントフジフラワーエッセンスのエネルギーを扱う上でも、大切な事です。

マウントフジフラワーエッセンスの講座では、何もしない事、ただ在る事、待つ事・・・といった在り方の体得が、大切になります。

さて、タチツボスミレのキーワードは、《繊細さを受け入れる》

私達が、どこかに行って、そこが特別な場である事を感じ取るには、繊細さが必要です。

能動的すぎると、感じる余裕がないかもしれません。
知識を集めすぎると、目の前の事が見えないかもしれません。

このフラワーエッセンスの繊細さは、表に出るものではありません。

行動と行動の間の何もしない時のように、言葉と言葉の間の沈黙のように、モノとモノとの間の空間のように、静かで、穏やかで、くつろいでいて、それ単独での意味や目的がないような。

一見、何もないような、ある種の弱さが持つ強さ、存在の希薄さが持つ存在感を、このフラワーエッセンスは携えているのですね。

また、タチツボスミレには、集合的な癒しの担い手の質もあります。

繊細さや純粋さ故に、表に出る事なく、自他に特別に意識される事なく、家族の癒し役や調整役になってくれる幼い子やペット達のように。

集合的な癒し手であり、神聖な護り手であるタチツボスミレのエネルギーは、コロナ禍での生活の中、エネルギーレベルで身代わりになってくれたり、エネルギーフィールドを保護してくれるでしょう。

まだまだ未知な部分が多い新型コロナではありますが、バランスのとれた対応をしていくためのエネルギーサポートを、どうぞタチツボスミレから頂いて下さい。

飲む以外に、護りたいスペースの床や地面に、シミにならないか確認した上で、四角を描くように右回りに数滴たらしたり、スプレーしたりするのもいいでしょう。

ミネラルウォーターに数滴をたらした器を、四隅に置く方法もお勧めです。

パビットラ(中沢あつ子)

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2020年1月~3月 世界が、個の世界観や死生観によって創造されたものだと気づく ウメ(ホワイト)

ウメ(ホワイト)

2019年の5月1日、午前0時からスタートした令和。
海外では、令和 ― ビューティフルハーモニー、美しい調和 ― と訳されました。

調和を尊ぶ和の国のエネルギーフィールドの中にいて、あなたが受け取った令和元年のエネルギーは、どんなだったでしょうか。


元号が変わるという事は、その背後にあるエネルギーも変わる、という事。

微細エネルギー解剖学的な見地からだと、背後のエネルギーが変わる事によって、それが形の世界に降りてきた、と言えるでしょうか。

身近には特におられませんでしたが、令和になってのエネルギー変化に伴い、体調を崩されたり、不安定になられた方も多かった、と耳にしています。

令和の新しいエネルギーに徐々に慣れてきたところで、このエネルギーと更に仲良くしていくタイミングとして、新年があります。

エネルギーが変わる、新年。
とりわけ、2020年は、令和になって初めての新年という、特別なタイミングです。

令和の出典は、日本最古の和歌集、万葉集のウメの花の歌、32首の序文から。
万葉集では、ウメの歌は、ハギに続いて多く詠まれているのだそうです。

松竹梅の中にも含まれる、縁起のよいウメ。
弥生時代に渡来した中国原産のこの花は、古くから日本のエネルギーにすっかり調和し、日本の代表的な花のひとつとなっています。

そういえば、日本人なら、まず嫌いだと言う人はいない梅干は、ウメの実。
ちょっとした体調不良にも重宝する梅干もまた、調和をうながしてくれます。

美しい調和を意味する令和ですが、ウメにも、調和のエネルギーが内在しているのですね。

マウントフジフラワーエッセンスのウメ(ホワイト)は、とてもよい香がする、白い八重のウメから頂いたエネルギーです。

ウメ(ホワイト)のキーワードは、《内側の平安》。

人生の中、日々の中で起こっている事に対して、どんな意味づけをするかは、あなたの内側次第。
起こっている事の中に、不調和を見出す事も出来るし、調和を見出す事も出来るのだと、ウメ(ホワイト)は思い出させてくれます。

令和になってから、変化の波の中にいたり、特別な出来事に遭遇していたりして、調和からは遠いなあと感じている人達にとって、とりわけ、このウメ(ホワイト)は、強い味方となってくれるでしょう。

不調和を見出す世界観もあるし、調和を見出す世界観もある・・・。
でも、不調和が悪いとか、調和が良いとかではなく、どちらでもいいのです。

ポイントは、そこではありません。

ウメ(ホワイト)は、世界というものが、あなたの内側にある世界観から創られたものだ、という理解をもたらしてくれます。

世界とは、あなたの世界観。
自分自身の世界観が、世界の創造主である事に気づかせてくれるのが、ウメ(ホワイト)の作用です。

「梅」という漢字には、内側に「母」がいます。
自分自身の誕生、内側での受胎をサポートしてくれるのが、ウメ(ホワイト)の働きかけです。

ウメ(ホワイト)は、瞑想者、探究者にとっても役立つ1本です。

マウントフジフラワーエッセンスの中には、生きている意味が見い出せない、何で生きているのか分からない、といった虚無感に働きかけてくれるボトルがいくつかあります。

ウメ(ホワイト)は、思春期や中年期に抱くような生の虚無感よりもっと深いところ、瞑想者や探求者の内的成熟の過程で起こる、こういった状態に有効です。

それは、個の生死を超えた臨在や空っぽさに触れ始めた時、いずれ死と共に脱ぎ捨てる肉体を、なぜわざわざ纏って生まれるのか、といった、存在の深いところとエゴの葛藤、と言えるかもしれません。

こういったプロセスにいる瞑想者や探求者の方には、ウメ(ホワイト)にスピリッツをプラスして使われるのもお勧めです。

いずれにしても、内側に意識を向ける事が大切な時、内側を観る準備が出来た時、このフラワーエッセンスに妙に惹かれたり、無性に使いたくなったり、リーディングされたりするかもしれません。

パビットラ(中沢あつ子)

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2018年12月~2019年2月にかけてのお勧め 愛の広がりと共に、自己像を広げていく ノビル

ノビル

2019年の日本は、新たな年号を迎えます。

新年号(新元号)に変わるタイミングは、現皇太子が天皇に即位される時で、4月30日~5月1日なのだそう。
平成の時代は、31年4か月30日で終わりとなります。


2019年は、古い年から新たな年への毎年の変化にプラスして、新たな年号という、特別な変化がプラスされるのですね。
そして、2010年代最後の年でもあります。

そんなトリプルの変化に共鳴していく準備として、ノビルはいかがでしょうか。

ノビルは、花の一部~全てが、ムカゴ(珠芽。肥大して繁殖器官として散布される芽)になる植物。

白~淡い紫の6つの花弁の花は、受粉して種を作りますが、開花が少ないため、ムカゴが落ちて繁殖します。
花が散っても落ちないままのムカゴが、そのまま芽を出す事も。

山菜としても知られるノビルは、ニラ、ニンニク、ネギ、ラッキョウと共に、強い匂いの5種類の野菜とされています。
その強精作用からも、様々な国で、修行者が食べるのを禁止されている事も。

そんな強い植物ですが、細い茎の先についたたくさんの小花は、繊細です。

でも、その繊細さの背後には、ひとつひとつの六芒星の花と、それらの集合体が持つエネルギーの強さがあります。
小宇宙である個としての一体感と、大宇宙である全体としての一体感と。

2つの三角形が重なった六芒星は、天の霊的世界と地の物質世界、相反するエネルギーを統合し、調和させてくれる形。
エネルギーを集約し、放射するその形は、浄化や魔除け、加護、引き寄せのシンボルとしても知られています。

ノビルのキーワードは、《アロンネス》。
一人ぼっちで満たされないロンリネスから、独り在る事で満ち足りているアロンネスへとシフトしてくれます。

それは、エゴという小さな個人の枠を超えた、より大きな自分、とも言えるかもしれません。

年号が変わる変化の時期に、今迄の小さな自分像の防御を解いて、より大きな自分像と出会いたいと感じているなら、ノビルのサポートを頂きましょう。

より大きな自分像へと開いていったなら、護ろうとしていた今迄の自分像というものが、とても小さかった事に気づいたり、なぜそこまで護ろうとしていたのか、不思議に感じる事もあるかもしれません。

実のところ、自分像、自己イメージとは、絶対的なものではなく、変化していくもの。
実体はないのです。

だとしたら、あえて、大きさを自分でチョイスする事も出来るのかもしれません。

一般的に、ノビルは、プライドから、自分自身を素直にさらけ出せないケースに役立ちます。
自分像を護る為に、深く関わる事から逃げたり、関係を切ったり。

恋愛であるなら、気持ちをオープンにしたり感情が乱れたりする事を避けるために、次々と相手を変えていったり、複数の相手を持ったりする事も。

この世界では、物理的にも精神的にも、たった1人だけで成長する事は出来ません。
ノビルは、地上での関わりの学びを通して、天とのより大きな関わりへと開いていけるという、私達に内在する可能性に気づかせてくれるのです。

上下逆さまにしても形が変わらない六芒星は、ハートチャクラのシンボルでもあります。
天の次元と地の次元の真ん中にあり、天と地を結ぶハートチャクラは、無条件の愛を司る座。
同じく天と地の間で生きる、私達の可能性を表現しています。

自分像を、もっと大きく広げていきたいと感じるなら。
エゴを超えて、大きな愛をもって世界と関わりたい、と願っているなら。
時の変化のエンジェルのサポートと共に、ノビルのサポートを頂きましょう。

そして、広がった自分像と愛のもっと向こうには、どんな世界が広がっているのでしょうか・・・。

パビットラ(中沢あつ子)

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2018年2月~4月にかけてのお勧め 見えない世界のサポートと共に、軽やかに物質化していくために センニンソウ

センニンソウ

2018年を迎え、すぐによいスタートが切れたでしょうか?
あるいは、スタートするタイミングを逃してしまったでしょうか?

「この波に乗って、軽やかに進んでいきたい」
「逃したけれど、動き出すのはこれから」
どちらの状態にもお勧めのボトルが、センニンソウです。


《妖精の香》というキーワードを持つセンニンソウは、フラワーエッセンスにこころ惹かれる人達にとって、大切にしたい特別なボトル。

センニンソウのエネルギーを、まるで自分のようだと、親密に感じている人もいるかもしれません。
その人自身の生来の優しく繊細なエネルギーとセンニンソウのエネルギーが、自然と共振するのですね。

そんなセンニンソウのエネルギーを、現実世界を進んでいくには、ちょっと優しく繊細すぎるのではないか、というイメージを持つ方もいるかもしれません。

でも、自然界の目に見えない存在達とのコンタクトをサポートしてくれるセンニンソウは、自然界が蘇る春の時期、その蘇りのエネルギーに共振していくのに最適なのです。

自然界が芽吹き、山が笑う春の時、センニンソウは、穏やかに、優しく保護するように、成長を助けてくれます。

とりわけ、物質界の目に見える豊かさや成功だけではなく、目に見えない領域を大切にしたいと思う人にとって、心強い親友となってくれるでしょう。

物質界の前には、それを願うこころの世界があります。
まず、自分自身のこころを整えてこそ、自然界、大いなるものと共鳴しながら物質世界へと物質化を降ろしていける、そんな無垢な思いに、センニンソウは応えてくれます。

センニンソウは、現実世界の背後にある微細な次元にチューニングを合わせるのに有効なボトルですが、この時期は、微細な次元にチューニングを合わせ、現実世界へとそれを降ろす為に使う事を、気持ちの上で意識しておくといいでしょう。

はい、主軸は、現実世界ではなく微細な次元、個人のエゴではなく大いなる何か、です。

この時期、センニンソウを使うにあたってのポイントは、感謝、祈り。
それも、具体的な対象に、ではなく。

理由なく、ただ、感謝や祈りの感覚を持つ事は、小さな存在である自分自身が、大いなるものに委ねるという事でもあります。
私達が謙虚で受容的になった時こそ、個を超えた目に見えない領域からのサポートは、自然と降りてきてくれます。

どちらの道に進むのか、いつすればいいのか・・・。
何かを選択したり、時期を決めたりする時には、個の枠を超えた、ハートの直観的な領域と繋げてもくれるでしょう。

戦ったり、ガンガンに突き進んだりするタイプではない、あるいは、そういう生き方をもう終わりにして内面を大切にしたい・・・。
センニンソウは、そんな人達の味方です。

自身の思いを大切にしながら物質化していくプロセスに、センニンソウは役立ってくれるでしょう。

書籍「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界―花の”Being”―」には、
「センニンソウ等のつる性植物、ウツギ等の低木は、伐採や天災で傷ついた森の縁で生育すると、森林を覆うマントのように、内部の温度や湿度を快適で穏やかな環境に保ってくれる事があります。こういった植物群落は、マント群落、あるいはカーテン群落と呼ばれています。富士山では、スバルラインのマント群落がよく知られています。」
と書かれています。

この時期、センニンソウのエネルギーをマントのように纏って、内面の純粋性を持ちながら、成長していけますように。

また、書籍には、
「このフラワーエッセンスは、かなり初期に作られていたにもかかわらず、デビューの日をずっと遅らせていました。ある時期、見えない存在達からの後押しと思われるような出来事が次々と起こり、結果的にこのフラワーエッセンスのデビューを決心せざるをえなくなりました。」
とも書かれています。

繊細で、特殊なエネルギーを持っているゆえに、公での表明が遅れたセンニンソウ。
でも、そのタイミングは、ぴったりでした。

このフラワーエッセンスは、スピリチュアル系のアーティストさんにも役立ちます。
絵であれ、歌であれ、曲であれ、ジェムアクセサリーやキャンドル等の創作物であれ、どうぞ、形なき純粋なエネルギーを、形として、現実で形作って下さいね。

パビットラ(中沢あつ子)

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2017年1月~3月にかけてのお勧め 最も大切なものは何か・・・今年こそ本気で天命にフォーカスする為に シャガ

シャガ

日本原産のシャガは、低山地の、人里に近い林等で見られる多年草。

湿った土地を好むので、人里であっても、周辺には草木が繁っている場所、例えば、古い日本家屋のお庭に咲いていたり、神社仏閣等でもよく見かけられる植物です。

ハートサポートシステムの新スペースがある、修行の山の麓でも、お寺の生垣に咲いているのをよく見かけます。
レイキと関係の深い鞍馬寺の下の方でも、たくさん咲いているのを見た事があります。

日当たりのよい場所を嫌いますが、人の目に入る場所に咲いてくれているシャガ。

シャガのエネルギーを頂いた時にも意識していましたが、改めて感じると、大きな神聖なエネルギーフィールドの入口のような場所、ゲートとなる場所に咲いている事が多いように思います。

この花の淡い青紫色は、高い次元へと上昇する色。
三角形をイメージする花弁の中央には、紫と、その補色のイエローの斑点があります。

シャガは、不完全な花粉ゆえに受粉せず、地下茎で繁殖します。
艶々した葉は、一年を通して常緑です。

シャガのキーワードは、《霊的な渇望》。

この地球も日本も、変容の時期と言われてから、久しくなりました。
(あくまで人間の時間感覚なのですが!)

そんな時期に生を受けた私達にとって、シャガは、魂が求める生き方を最優先し、それにそって進み始めたいと願う人達のフラワーエッセンス。

世間的な価値観や条件付けに縛られていて、本当に大切なものにフォーカスしきれていないと感じる人は、2017年、シャガのサポートで、自分自身の天命を生きる事を意識しませんか。

・・・といっても、必ずしも、家庭や仕事をドロップして、世捨て人になる必要はありません。

社会的な生物である私達は、社会の常識の中で生活する事も求められます。
全ての人が、他の働きのおかげで生活が出来ていて、誰ひとりとして、たった1人だけで生きていく事は出来ないのですね。

世間を縛りとみなす事なく、必要な時には世間的な常識に沿いながらも、内なる自由さと自発性を保ち続ける事は、可能です!

たから、世間と自分の内面が求めている事との間で、軋轢や反発を起こす必要はありません。

シャガのエネルギーと親和性の深い人は、この世界の人々と自分との間に違和感を持っていたり、この地球には自分の支えがない感覚を持っていたりします。

中には、「早くあの星に還りたい」的な思いを抱えている人もいますし、スピリチュアルジプシーのように、「ここも違っていた、あそこも違っていた」と、様々なところを転々とする人もいます。

シャガタイプの人の中には、世間的に成功しているかどうかに関係なく、自分の本当の人生を生きていないと思う人もいるかもしれませんが、個を超えた大いなる次元から観るなら、上手くいっています。

その異邦人な感覚や、大いなる何かへの渇望は、残念ながら、「内なる神」と出会わない限り、なくなりません。

そういった思いを持って、産道を通り、この地上に肉体を持った事を受け入れる事から、シャガタイプの人は、意識的なスタートをするしかないのかもしれません。

だから、たとえあなたが失敗し続けていると感じていたとしても、宇宙から観るなら成功なので、安心して下さい、とシャガは言います。

あなたは、人生の中でのどんな地点においても、この地上に降りて来た本当の目的に、引き戻されるしかありません。
それは、世間の人とは異なるように思えるかもしれませんが、気にする必要はありません。
魂が決めてきた事なら、魂より小さなエゴとしての自分は、降参するしかないのですね。

一時的な成功や失敗、達成を超えて、より高みを目指す事。
同時に、世間やこの世界を捨てる事なく、自由で自発的である事。

シャガは、借り物の価値観ではなく、エゴよりも大きな「自分」の呼びかけに応答し、天命を地上で実現する為のフラワーエッセンスです。

2017年、シャガのサポートで、自分にとって最も大切なものは何か、に寄り添った人生を歩む事を本気で決断し、進み始めましょう。

シャガは、死のプロセスによいフラワーエッセンス。
新たなものの誕生の為に、古いものが死ぬ事をうながしてくれるシャガは、この地上での再出発を助けてくれるのです。

冬の死から春の誕生に向けて、このフラワーエッセンスと共に、天命に光を興しましょう。

パビットラ(中沢あつ子)

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