【質問11】フラワーエッセンスのセッションのカウンセリングのステージで話す事について

貴社のフラワーエッセンスのヒーリングセッションを受けたいと思っていますが、案内を見ると、カウンセリングが含まれていますよね。
カウンセリングは、絶対に受けないといけないのでしょうか。
以前、あるところで「フラワーエッセンスを的確に選ぶ為に、包み隠さず何でも話して下さい」と言われました。
話したくなかったのですが、「話してもらわなければ、的確なものが選べない」と言われて、とても嫌な思いをしました。
その事が今も心の傷になっているので、出来ればカウンセリングなしで必要なフラワーエッセンスを選んで頂き、ヒーリングして頂きたいのですが。

回答:

弊社のフラワーエッセンスセッションにおけるカウンセリングのステージは、それ自体が癒しや気づきを深めていくものですが、その基本的な目的は、フラワーエッセンスを選ぶにあたり、テーマ設定をする為のものです。

カウンセリングは、フルセッションの中のスタート地点にあたるステージであり、次のステージにとっても重要です。
ですが、カウンセリングのみで、必要なフラワーエッセンスを選択する事は、弊社ではしておりません。

弊社のセッションでは、フラワーエッセンスをより的確に選択する為に、主には、エネルギーリーディング、ペンジュラムの技法を使っております。
勿論、カウンセリングのみで、カードリーディングで、精密筋反射試験で等、クライエントさんのご希望や状態によって、他の技法を使う場合もあります。

弊社では、フラワーエッセンスの対面セッション、遠隔セッションを行っておりますが、クライエントさんの中には、赤ちゃんやペット、また、症状や状態によっても、お話をしたり、文章に書く事が困難なケースもございます。
そういったケースにおいては、話す、または書く事のご負担なく、必要なフラワーエッセンスをお選びし、ヒーリングをさせて頂いております。

一般的に、私達のコミュニケーションにおいて、言語を通したものはわずかであり、言語以外のコミュニケーションの方がほとんどだと言われています。
これは、カウンセリングのトレーニングや傾聴訓練を受ける際、大抵のところで最初に言われる基本的事柄です。

また、エネルギーワークとしてフラワーエッセンスを扱っている弊社では、更に、言葉と言葉の間、行間と行間の間の「沈黙」に耳を傾ける事を、大切にしております。

セラピストに気を遣って優等生的なクライエントを演じてしまう方、重要な事だからこそ言えない方、プライベートに踏み込まれたくない方、お薬によって思考や感情が抑えられている方もおられます。
ですから、言葉の内容だけをとって、適切なフラワーエッセンスを選ぶ事は出来ないのです。

私達人間は、言語だけで表現する事が出来ない、多次元的な、変化していく存在です。
また、単純化は出来ませんが、一般的には、話している内容よりもとられている行動の方が、とられている行動よりも表現されている症状の方が、その人の状態を表しているとも言えるでしょう。

多次元的な私達が、カウンセリングという制限された時間において、全てを包み隠さず話せる事等、あり得ないでしょう。
また、カウンセリングで、自分の状態を100%伝えきれる人もいないでしょう。

例えば、クライエントさんが話した内容から、クライエントさんのニーズを小さくしておけないセラピストもいます。
そうすると、不必要に拡大し、状態が長引くかもしれません。
また、よく話してくれる=よい関係を結べているかというと、そうではないのです。
セラピストが巻き込まれている可能性があります。
クライエントの言葉の背後にあるものは、個々の方によって違います。
セラピストに都合よく作られた仮説は、本当にそうかという事とは別物なのですね。

また、興味深い事に、秘密ばかりだとカウンセリングにはなりませんが、クライエントさんには少しの秘密を持っておいてもらった方が、安全なカウンセリングが出来る事もあります。
多くの事を語ってくれても、言いたくない事は大切な秘密としてとっておいてもらった方が、よい場合もあるのです。

実際、たとえ自発的であってもクライエントさんが語りすぎた場合、今回のご質問者のように、後々それが傷になる事もありますので、きちんとフォローする事が大切になってきます。
セラピストが、クライエントさんが言っていない事に言及するのも、たとえそれが正しかったとしても、傷になる事もあります。

また、多くの嘘があるとカウンセリングの弊害にはなりますが、嘘が全くないと言えるなら、それは最大の嘘だと言えるでしょう。

このように、どのような方であれ、カウンセリングで全てを語っているかというと、そうではないのです。
その事を分かっていないと、セラピストはとてもはずれたところに行ってしまいますし、クライエントを追いつめ、傷つけてしまうでしょう。

弊社のセッションでは、クライエントさんに無理強いする事はありません。
話したくないのなら、そのようにおっしゃって下さい。
言葉を通さないでリーディングとヒーリングを行う方法はいくつもありますので、どうぞ安心していらして下さい。

文:パビットラ(中沢あつ子)

弊社注:
個人が特定されないよう、質問内容をシンプルに編集させて頂いておりますが、回答は、頂いた質問内容に対して書かせて頂いております。

関連情報

  • よろしければ、以下も参考になさって下さい。