「個人や集団の過去を癒す」は、先祖や過去世に関わるエッセンスですが、先祖による霊障などにも作用するでしょうか?
回答:
このボトルを使用されているご質問者の方は、ご先祖について、何か気にかかっておられるのでしょうか。
何かしらの現象が起こった時、それに対して、霊障といった見方や対応をする事もあるかもしれませんが、どちらかというと、それは、霊能者さんや、それに類したお仕事をされている方の働きかけの分野かと存じます。
マウントフジフラワーエッセンスの場合は、それらとは少し違った切り口と立場で、働きかけていくものだと言えるかもしれません。
勿論、「個人や集団の過去を癒す」は、過去や集合的な問題の癒しをテーマに扱ったものです。
ですが、他の全てのマウントフジフラワーエッセンスと同様、それは、「使用者の今ここ」の為に、働いてくれるものです。
「個人や集団の過去を癒す」を使用される上で、焦点をあてていくのは、外側の「現象」ではありません。
「現象」に対して、どのように感じ、どのように思い、どのように体験し、どのように反応しているかという、「使用者」ご自身に、その焦点は向けられています。
つまり、この場合ですと、霊障という現象ではなく、主体である使用者の世界観や主観、個人的体験や印象等によって、「個人や集団の過去を癒す」は選択されます。
何かの現象が、客観的に事実であるかそうではないか、正しいか間違っているかが問題のポイントではなく、その現象をそのように感じ、そのように思っているご本人自体、その方固有の内的世界での真実が、ポイントとなります。
たとえ同じ現象や出来事であっても、それを体験している人々によって、感じ方、行動の仕方は様々です。
世界をどう捉えているか、自分自身をどう捉えているか……私達は、私達がそう信じ込んでいる世界に住んでいます。
私達が世界をどう見ているかは、私達に反射され、投げ返されます。
人の数だけ世界があり、私達自身が世界です。
そしてそれは、決して変わらないものではなく、変化するものです。
その個々の人々のユニークな眼差しに対して、マウントフジフラワーエッセンスは応答するものなのです。
「個人や集団の過去を癒す」は、過去に対して、集団(家族、先祖等)に対して、どのように感じているか、思っているのか、また、そこにどんなストレスがあるのか、どのようなことを気にかけているのか……、そういった事を体験している「ご本人」の、感情、気持、思考、肉体感覚、イメージ、信念体系、記憶、トラウマ、気づき、意識、潜在意識等々……、つまり、エネルギーボディー(サトルボディー)に対して、働きかけていくものです。
つまり、外側の現象や過去そのものを変える魔法グッズのようなものではなく、今ここで、それを問題だと感じている使用者自身へと向かうものです。
さて、「個人や集団の過去を癒す」の作用を、別の言い方で表現すると、
- 自分自身のエネルギーを、今ここに取り戻す、
- 自分に属さないものへの同一化からの解放、
- 制限や信じ込みからの解放、
- 個としての自由と、潜在している可能性の拡張、
- 変化していく周辺と、その中心の変化しないものを理解する事、
- 生きる事、死ぬ事、超える事、
等です。
使用されている中で、自分自身とその世界について、様々な面から見つめ、観察をしていかれるといいでしょう。
- なお、肉体的であれ精神的であれ、また、自分自身あるいは他者について、生きる事と死ぬ事により直面している時には、「Prem Chivitraa」がいいかもしれません。
「個人や集団の過去を癒す」は、「私が見て、私が感じている世界」観に気づきをもたらし、変容していくサポーターになってくれるでしょう。
出来事や現象の変化は、起こっても起こらなくても、その後に続くものなのかもしれません。
そして、より深くこのボトルを見ていくと、世界観を変える変えないといった事とは、何か全く別の、「転換のボトル」としての姿が見えてくるかもしれません。
……私達は、私達がそうだと感じ、そうだと思っているままの存在でしょうか?
文:パビットラ(中沢あつ子)