【質問45】過去のトラウマを癒す上での「個人や集団の過去を癒す」の使用について

今迄様々なフラワーエッセンスで、過去のトラウマに取り組んできました。
以前から時々起こる胸のさしこみから、ハートの痛みが解決されていない、過去の事がクリアになっていないと気づき、貴社サイトのマウントフジフラワーエッセンスのチャートで、「個人や集団の過去を癒す」を選びました。

注文したその日、忘れていたと思っていた、気にしないようにすることで遠くへおいやっていた、ある苦しい出来事を思い出させる光景を目にしました。
その瞬間、自分でも驚くほど心臓がドクドクンッと動くのがわかりました。

そのことによって、過去に体験した出来事が、いつかまた起こるのではと恐れている事がはっきりわかりました。

その後2日程、その過去を思い出すような夢をみました。

質問(45-1)
この体験を通して「個人や集団の過去を癒す」はまさに必要かと思うのですが、今回の出来事とそれにつながる数年前の出来事は個人的な事柄なのです。
血のつながり等の集合的な過去の癒し以外にも、「個人や集団の過去を癒す」のフォーミュラーは作用しますか。

質問(45-2)
過去の傷に関わるマルバハギとリンドウも気になるのですが、この2種類と「個人や集団の過去を癒す」のフォーミュラーの中の何種類かを混ぜるとしたら、お勧めの組み合わせはありますか。

質問(45-3)
バッチフラワーエッセンスのスターオブベツレヘムと対応している種類はありますか。

回答:

質問(45-1)

「個人や集団の過去を癒す」は、大きく分けて、下記の過去に作用します。

  • 家族や家系などの血のつながりにおける過去等、集合的な過去。
  • 過去世。
  • 今世の過去
    • 子宮の中~誕生時~幼少期………現在。
      数十年前から数日前迄の、いわゆる今世の過去。
  • その他(中間生)

「個人や集団の過去を癒す」は、集合的な事柄が関わっていてもいなくても、“過去の癒し””というテーマであれば、あらゆる領域でお使い頂けると言えます。
集合的であれ個人的であれ、過去のショック、トラウマに。

また、幾度も起きるようなパターンにもいいでしょう。

つまり、「個人や集団の過去を癒す」が働きかけるのは、過去からの凍りついたエネルギーなのです。

ある意味、今現在、不調和になっているエネルギーがあるなら、それは過去からのものだと言ってもいいのかもしれません。
例えば、3日前であれ1時間前であれ、何かの出来事において、そこで感じた感情をありのままに体験して受け止められなかった為、その出来事が今はもう起こっていないにも関わらず、今もそのエネルギーが動かないまま留まっているのだとしたら、今現在に、不調和な影響を与えていると言えます。
そんなまとわりつき、留まっているエネルギー、そして、それによって影響を受けている領域に、このボトルは作用するのです。

「個人や集団の過去を癒す」は、凍り付いて留まったエネルギーにスペースを与え、自由に流れるのを許してくれるボトルです。

そして、これはとても興味深い事ですが、乱暴に言うと、過去に起こった出来事が客観的にリアルなものかどうかは、そんなには重要でないとも言えるのです。
リアルであるなしに関わらず、感じた何らかのものが、今現在の自分の知覚を歪ませ、今ここを体験出来ないようにさせているのですから。

「個人や集団の過去を癒す」で凍りついたエネルギーが解放されると、感情や痛みを伴った過去の出来事は、中立的な過去の出来事の記憶となります。
そして、今現在の自分自身の世界観、行動の選択肢を、もっと柔軟に自由にしてくれるでしょう。

「個人や集団の過去を癒す」を使用し、過去のパターンが解放されていくプロセスにおいて、時には、日常の中で、過去と似た状況がやってくる事があります。
それは、「パターンの解放は、それを意識的に経験する事で起こっていく。
あなたには、それをしていく準備が出来ているんだよ」という、マウントフジフラワーエッセンスから使用者に向けられた気づきのメッセージです。

それは、今迄無意識的であった故に、あるいは気づきの不在故に起こってきた状況を、あえて利用しましょうという事。
それを意識的に使い、そこに気づきを育んでいく事で、パターンが解放されていくのです。

誰もが、嫌な過去と似た経験がやってきたなら、早く終わらせようとしたり、逃げようとしたり、非難したり、戦ったり、取り除きたいと思うものです。

そんな自動的な反応を脇に置き、そこで起こる自分の感情を許していく事を、「個人や集団の過去を癒す」は、解放のプロセスとして助けてくれるのです。
ボトルのサポートで、パターンに対して何もせず、ただ気づき、くつろいで留まる事で、パターンは栄養を与えられず、枯れていくのです。

長い時間をかけて構築されたパターンは、すぐにはなくならないかもしれません。
何度も、自分のセンターからはずれ、外側に巻き込まれてしまうかもしれません。
でも、経験の中に意識的に在る事で、徐々にそれは軽くなっていくでしょう。
そして、たとえパターンが起こったとしても、それを表面での出来事として、内なる中心にはくつろぎがある事に気づいていく段階がやってきます。
そうすると、同じ状況が起こったとしても、今迄とは違った応答が、自然に起こってくるようになるでしょう。

これが、マウントフジフラワーエッセンスに特徴的な気づきの作用であり、時には、「あれ?今迄の私と違うな。今迄なら、~~なふうに反応したり、感情的になっていたのに、何か変だな」といった感覚で、変化を感じ取る事があります。
あるいは、とても自然に変化していった事で、テーマについて忘れてしまっていたり、問題とも思わなくなってしまっている自分がいる事もあるでしょう。

過去と似た体験がやってきた時には、それが意識的に利用出来得るという事を、覚えていて下さい。

マウントフジフラワーエッセンスの場合、使用を決めた時から、それがその時に使用者にとってふさわしい場合、エネルギーレベルで何かが呼応して動き出し、外側の出来事やふとしたきっかけを通して、何かを感じ取るという事も少なくありません。
マウントフジフラワーエッセンスの講座においても、多くの参加者がよくこういった体験します。
今回のご質問者の体験も、そのようなサインであるかもしれません。
実際、“「個人や集団の過去を癒す」はまさに必要かと思うのですが”と、質問者は書いておられる事から、ご自身で、既に答を得ておられるのかもしれません。

〔メモ〕
今回のご質問と直接的には関係ありませんが、特定の土地や空間、モノ等に、過去の癒しを目的として、「個人や集団の過去を癒す」のオーラスプレーを使用する事が可能です。
過去を象徴するモノにも。

遠隔ヒーリングのサポートとして、このボトルを使用するのもいいでしょう。

質問(45-2)

質問者は、出来事を通して自分自身をとてもよく観察し、気づいた事についても書いて下さっています(このコーナーでは、詳細は省かせて頂いています)。
フラワーエッセンスを、とてもうまく自分自身のものとして、使っておられると言えましょう。

このように、使用の過程において何かが内側で起こるという事は、自分自身で選べるというサインでもあります。

マルバハギとリンドウが気になるという事であれば、それをマウントフジフラワーエッセンスからのメッセージとして、そのまま受け止めていくといいでしょう。
また、フォーミュラー内の種類との組み合わせにおいても、自分自身で何か感じるものがあるならば、組み合わせについて見ていかれるといいでしょう。

その際、頭で考えるのではなく、直感的なメッセージ、理由はなくても「これだ!」という感じ、体感等に意識を向けてあげましょう。
何かがやってきた後に、たとえあれこれと考えがやってきてもマインドのお喋りに焦点をあてない事が大切です。
そうなると、対象からはずれ、マインド自体のほうに意識がいき、思考グルグルの混乱が始まります。

最初にやってくるマウントフジフラワーエッセンスからのメッセージに意識を向けて、感じてあげる習慣をつけていきましょう。

ぴたっとくる種類でないものを選んだとしても、それについても、マウントフジフラワーエッセンスは応答し、教えてくれます。
だから、間違いはないのです。

やってくるものを、信頼して下さい。

質問(45-3)

ショックやトラウマに対してという事であれば、《ショックの解放》がキーワードであるヤブカンゾウの作用が近いでしょう。

エネルギーレベルでは、主に第2身体、時には第3身体にインプットされたトラウマを、流してくれます。
ショックな体験によって起こった鈍さや麻痺にも有効です。
感受性、官能性を取り戻す為にも、役立つフラワーエッセンスです。

カタルシスを体験したり、感情解放を行っていくセラピーにも活用出来ます。

ただし、スターオブベツレヘムとヤブカンゾウは全く違うお花であり、それぞれがユニークな振動を持っています。
また、使用者の感じ方、テーマ、タイミングによっても、起こる事は多種多様です。
全く同じであるとは言えません。

両方が気になるのであれば、ヤブカンゾウ、スターオブベツレヘムを、同じミックスボトルにミックスする事も可能です。

文:パビットラ(中沢あつ子)