季節のことば 2012年2月

季節の敷居を超えたなら、
迎えてくれる風も、花も、新しくなります。

自然界の営みの中で、その変化と共に生きながら、
時に敷居を設け、名を付けた私達。

たとえば、
春分、立夏、秋分、冬至、
午前、午後、
年、月、日。

名付けられた敷居や時は、全て、人の世界だけにある正確さ。
自然界は、人の名付けた正確さには、従いません。

自然界は、ただ、いつも、ありのままです。

私達も、分離や名付けを超えたところでは、自然界と同じ。
ただ、いつも、ありのまま
が、通り過ぎていきます。

パビットラ(中沢あつ子)

公開日:2012年2月3日 更新日:2022年5月30日 | カテゴリー :