外に出て、触れるように大地を見て下さい。
そこには、数えきれないほどの色があります。
大地を見ても、
空を見ても、
その間を見ても、
この世界にある無数の色の、何と豊かな事でしょう!
色とは、光の地上での表現。
天の光が地上に届くと、色が生まれます。
光があるからこそ、この世界の色達は、
豊かに生じる事が出来ます。
地上の全ての色の存在達は、
石ころでも、草でも、猫でも、人でも、
たったひとつの光からの、違った表現から生じた、
ふたつとないユニークな姿です。
目の前のたくさんの色は、
色である私が生まれる前からあり続け、
色である私が肉体を離れた後もあり続けます。
そして、
色である私のもっともっと内奥には、
変わらぬ光があり続けます。
パビットラ(中沢あつ子)