―夏―。
この国らしさが、とりわけ感じられる季節
海や、山に。
昼の雲や、夜の星に。
大祓い、七夕、中元、お盆と、たくさんの季節の行事の中に。
いつも子供達が心待ちにしている、夏休みに。
簾、風鈴、打ち水、団扇、浴衣と、夏の風情の中の涼しさに。
極めの光のエネルギー。
だからこそ焦がれる、水の浄化と、風の運動。
この年のこの時期のダイナミックな変化の中で、
火のエネルギーは、ますます拡大していきます。
水や風の力を通り抜け、高まった外側の熱さは、
私達の内なるパターンを壊し、新たな創造の力に火をつけてくれます。
新しい結晶化へと向かう前の、壊す事を恐れないで。
変化のエネルギーと共にいて、
火の中から誕生する何かを、待ちましょう。
パビットラ(中沢あつ子)