季節のことば 2006年秋

まだまだ盛んな火と水のエンジェル。
でも、季節を分ける敷居を通り抜けたら、秋へと世界は進んでいきます。
火のエンジェルは、極めのピークから、ゆるやかに山を下るように静かに。
そして、時折暴れまわる水と風のエンジェルも。
物事は、極まった後にはおさまり、
底にとどいた後にはひとりでに浮かび上がるもの。
私達の、自然な呼吸のように。


逆らわずに、動きや流れの中にいるからこそ、
内奥の、決して変化しない中心に意識を向けませんか。
吸う息と、吐く息とのはざま。
融合も分離も、
強さもくつろぎも、
誕生も死も、
始まりも終わりも、
そこから、始まります。

パビットラ(中沢あつ子)

公開日:2006年7月10日 更新日:2022年5月30日 | カテゴリー :