新しい年になり、太陽のエネルギーが、日ごとに復活し始めています。
山に篭もっていたエネルギーが、里に降りて来ました。
新しい命の炎が、動き出しました。
一見、まだ動かぬ眠りの時期に見えたとしても、内奥では、新しい芽を育む準備が、既にスタートしています。
でも、あまり早く発芽しすぎると、繊細な芽は、寒さに負けて枯れてしまうかもしれません。
早すぎる事なく、遅すぎる事なく、自然の流れと共にいて、丁度よいタイミングの時に発芽する事。新芽は、環境の準備が整うのを、内側でじっと待っています。
……芽吹く時期は、すぐそこまで来ています。
パビットラ(中沢あつ子)