季節のことば 2003年秋

秋のお彼岸から暑さが和らぐと言われていますが、いつ来てくれるのよと待っている間に、何やら去ってしまったのではと思われるような、今年の夏。

夏の直球の光が大好きな方の中には、不完全燃焼のような気がしているという人もいるのではないでしょうか。

光のエネルギーが最大となる夏に、大停電となった国もありました。

光を感じる事が少なかった夏ですが、浄化と変容、破壊と再生の激しい火のエネルギーは、様々な現象の中で、隠れた姿で働いてくれていたのかもしれません。

この夏の異常気象も、自然界の浄化と調整。そして、自然界の中に現れているものは、私達全体、そしてひとりひとりの姿を、鏡のように映し出してもくれています。

くすぶっているように見えてはいても、実は、激しい浄化と調整に遭遇しているという人も多いかも。この状態が、この夏に限らず、昨年から今年にかけて起こっている人達もいるのではないでしょうか。

古いものを焼き尽くす浄化のプロセスの後、どんな新しいものが、世界で、そして、あなたの内側で呼び覚まされ、再生されていくのでしょうか。

新しい再構築に向けて、じっくりと人生とあなた自身を見直して、熟成させていきましょう。


パビットラ(中沢あつ子)

公開日:2003年10月1日 更新日:2021年10月1日 | カテゴリー :