季節のことば 2004年夏

一年のうち最も長く光を受け取る夏至を過ぎ、梅雨が明けると、いよいよ夏も本番です。
打ち水、すだれ、蚊帳、風鈴……、自然と戦わず、共存しながら、夏の季節を心地よく過ごす為のもの達。
そんな工夫をしながらも、私達は、夏のエンジェルの働きを、肌で感じ取っていました。

現代の冷房がききすぎた部屋にいると、夏のエンジェルのパワフルさを、身体を通して感じる機会が少ないかもしれません。

山開きで出会う神聖な対象としての地のエネルギー、夏休みの川遊びやかき氷の涼を呼ぶ水のエネルギー、精霊の送り火や空をつんざく稲妻の火のエネルギー、お祭りの団扇で神聖な力を鼓舞し、夕涼みへと時を動かす風のエネルギー……。
肉体ごとこの季節を感じる事で、私達は、夏のエンジェルと徐々に調子が合っていきます。日常の中で、この季節ならではの行事の中で、夏のエンジェルと親密になって下さい

この夏を、まるごとパワフルに感じ取れますように!

パビットラ(中沢あつ子)

公開日:2004年6月25日 更新日:2022年5月30日 | カテゴリー :